売上高6.8%増加 クミアイ化学決算2019年12月16日
クミアイ化学工業(株)は、2019年10月期(18年11月1日から19年10月31日)の連結決算を12月13日に公表した。
これによると、新中期経営計画の2年目となる当期連結会計年度の売上高は、各事業が好調に推移し、1034億円と前期より65憶5400万円増(6.8%増)となった。営業利益は、売上高の増加により76億3900万円で同20億5800万円(36.9%)の増加となっている。経常利益は、売上高の増加により97億3500万円と同16億6100万円(20.6%)の増加となった。また、親会社に帰属する当期純利益は、売上高増加に加え、前連結会計年度に計上した特別損失の影響で67億8900万円となり同20憶8300万円(44.2%)の増加となった。
このうち、海外向け売上高の割合は42.8%になっているという。
◆農薬および農薬関連事業売上高は726億2300万円
<各事業の概要>
▽農薬および農薬関連事業=売上高726億2300万円(前年度比6.6%増)、営業利益67億7800万円(前年度比35.8%増)
▽化成品事業=売上高214億7400万円(前年度比10.3%増)
営業利益14億7600万円(前年度比18.1%増)
▽その他=売上高93億300万円(前年度比0.8%増)
営業利益8億2900万円(前年度比38.3%増)
農薬事業は、水稲除草剤「エフィーダ剤」の本格販売を開始したが、既存剤の落ち込みで水稲除草剤全体では前年度を下回った。一方、水稲用箱処理剤は「ピラキサルト剤」を含む新規混合剤の上市、「イソチアニル剤」を含む混合剤が伸張し、前年度を上回った。この結果、水稲向け製品全体では前年度を上回る結果となった。
また、園芸向け製品は、「サイアジビル剤」などの殺虫剤が順調に推移し前年度を上回った。
海外部門では、基幹製品である畑作用除草剤「アクシーブ剤」の米国での販売が堅調に推移。さらにアルゼンチン、オーストラリアにおいても除草効果が評価され、順調に売り上げを伸ばし、前年度を上回っている。
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