水稲害虫に効果 環境に優しい 殺虫剤「リディア」発売開始 meiji2019年12月19日
MeijiSeikaファルマは、来年1月6日に新規水稲用育苗箱専用殺虫剤「リディア箱粒剤」の発売を開始する。
イメージキャラクター「リディア姫」と新製品を紹介する小林大吉郎社長
「リディア箱粒剤」は、Meijiが開発した新規殺虫成分「フルピリミン」を有効成分とする殺虫剤だ。フルピリミンは、昆虫の神経伝達系に作用して麻痺を引き起こして殺虫効果を発揮するというこれまでにない作用性をもっている。初期害虫、ウンカ類、チョウ目害虫などに高い殺虫効果示すだけではなく、既存の殺虫剤に対して感受性が低下した害虫にも効果がある。
さらに有効成分が速攻的でしかも持続的に作用するのでウンカ類が媒介するウイルス病の抑止効果も期待できるという。
そのうえ、フルピリミンは、セイヨウミツバチやマルハナバチ、マメコバチなどのハチ類に対して影響がほとんどなく、田んぼの近くでハチが放飼されているような環境でも安心して使用できると同社では試験結果を示して説明している。また、クモやヤゴなどの有用昆虫や天敵昆虫に対しても影響はほとんどないという環境に優しい殺虫剤だ。
当面は「リディア箱粒剤」だけだが、2020農薬年度内には本田殺虫剤の「エミリア フロアブル」と殺虫殺菌剤「Dr.オリゼ リディア箱粒剤」を上市し、普及面積50万haを目標に展開していくことにしている。なお、販売ルートは、商系はMeiji、系統は北興化学となっている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日