女性管理職比率 2030年までに30%へ拡大 BASF2020年3月5日
独BASF社は3月3日、管理職に占める女性比率を、2030年までに全世界で30%に引き上げると発表した。
管理職に多様な人材を取り込み、新たな価値の創造をめざす
同社は、2015年以降、2021年までに管理職に占める女性比率を22~24%にすると目標に掲げてきたが、2019年末時点で比率が23%となり、目標を前倒しで達成した。
管理職において男女比のより良いバランスを保つという目標は、同社が事業を展開しているすべての国の経営層も対象となるため、管理職の育成にはグローバルな取り組みを反映。特に取締役会に続く3階層の管理職レベルに重点を置いており、2019年12月31日現在、この3階層での女性リーダーの比率は15.8%となっている。
こうして育成されたリーダーは、多様な企業文化の発展に貢献できるとして、同社は魅力的な雇用主として認められることにもなると考えている。
BASFのマーティン・ブルーダーミュラー会長は「管理職チームに女性や、女性がもつ能力をこれまで以上にうまく取り込んでいきたい。お客様に向けた革新的なアイデアやソリューションは、異なる視点から生まれる。研究志向の企業だからこそ、多様な考え方や働き方の価値を理解している」と話している。
◆目標達成のための施策
同社は今後、優秀な女性社員の早期発掘・登用と育成など長期的な後継者育成プランで目標達成をめざす。管理職の大半は社内育成に伴う昇格によるもので、個人に合わせた指導やトレーニングプログラムを提供して若いリーダーを支援していく。
また、2016年以降、ドイツ全土を対象とした産官学のリーダーからなるネットワーク「Chefsache」に参加し、ドイツにおける女性管理職の比率を高めるなど、社会的変革を起こすことをめざす。
重要な記事
最新の記事
-
路線バスを使おう【消費者の目・花ちゃん】2025年1月11日
-
シンとんぼ(124) -改正食料・農業・農村基本法(10)-2025年1月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (41) 【防除学習帖】第280回2025年1月11日
-
農薬の正しい使い方(14)【今さら聞けない営農情報】第280回2025年1月11日
-
R・ケネディ・ジュニア氏が米国農務省長官顧問に指名された意味(2) 国際ジャーナリスト 堤未果氏2025年1月10日
-
鳥インフル 愛知県で続発22、23、24例目2025年1月10日
-
農地面積 1.1万ha減 目標面積下回る 2023年2025年1月10日
-
米価の見通し「高くなる」判断 過去最高値の「76」 米穀機構2025年1月10日
-
今年の一文字は「進」 山野JA全中会長2025年1月10日
-
(417)100年の流れ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月10日
-
JA貯金残高 108兆6262億円 11月末 農林中金2025年1月10日
-
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月10日
-
高校生が和牛飼育の取り組み競う「第8回和牛甲子園」16日から開催 JA全農2025年1月10日
-
愛知県産バラで新年を祝う「新春 バラ花束25%OFFキャンペーン」開催中 JAタウン2025年1月10日
-
「博多あまおう」5%OFF「あけおめ!あまおめ!新春セール」開催 JAタウン2025年1月10日
-
本日10日は「魚の日」福島県常磐沖産ひらめ漬け丼など特別価格で販売 JAタウン2025年1月10日
-
濃厚な甘さと豊かな香り「岐阜県産いちご『濃姫』フェア」12日から開催 JA全農2025年1月10日
-
焼き芋やスイーツを堪能「三島甘藷祭り」JA直売所などで開催 JAふじ伊豆2025年1月10日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施中 JA全農2025年1月10日
-
ホスピス在宅「ビーズの家」運営のbeadsへ出資 農林中金キャピタル2025年1月10日