写真を撮れば稲の異変がわかる AI病害虫雑草診断アプリ配信 日本農薬2020年4月6日
日本農薬は4月3日、農作物やほ場に発生する病害虫や雑草の防除に適切な農薬情報を検索できるスマホ用アプリ「レイミーのAI病害虫雑草診断(水稲版)」 の配信サービスを開始した。
農業の現場における労働力不足などの課題に対し、AIやIcTなど先端技術を活用して解決する「スマート農業」が効果的な取り組みとして期待されている。その一環として同社は、スマート農業の速やかな確立と普及を図るため、価値観を共有する日産化学、日本曹達、三井化学アグロの3社の農薬メーカーと連携。その始めとして、新サービス「レイミーのAI病害虫雑草診断(水稲版)」で4社の持つ農薬情報を提供する。
「レイミーのAI病害虫雑草診断アプリ」は、AIによる、病害虫や雑草の診断機能を搭載。作物に発生した病気や害虫、ほ場に発生した雑草などをスマートフォンで撮影し、「AI診断」をタップすれば、その病害虫や雑草についてわかる。
診断結果はAIの自信度が高い順に表示され、AIの診断結果とともに、撮影した物の識別に役立つ病害虫雑草のミニ図鑑が表示される。
また、診断結果にもとづき、防除に有効な薬剤の一覧を表示。薬剤を選択すると詳細情報を確認でき、選択した薬剤をお気に入り登録して保存できる。
さらに、撮影した写真と病害虫・雑草ミニ図鑑の写真を比較しながら、自分で診断できる「カルテ式診断」機能や、天気予報といもち病発生予測機能も付けた。
同アプリは アップストア、または、グーグルプレイを通じて無料でダウンロードできる。通信料は利用者の負担。
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