経常利益16%増 2020年3月期決算短信 日本曹達2020年5月22日
日本曹達は5月19日、2020年3月期決算短信(2019年4月1日~2020年3月31日)を発表した。
同連結会計年度の売上高は1447億3900万円で前年度並み。営業利益は81億3500万円で前年度比2.9%増となった。経常利益は、103億1200万円で前年度比16.0%増。親会社株主に帰属する同期純利益は、67億5900万円で前年度比16.5%増となった。
セグメント別の業績は以下の通り。
◎化学品事業
二次電池材料の販売を開始したが、工業薬品の販売が減少。また、連結子会社Alkaline SASが減収減益となった結果、売上高は403億8500万円で前年度比2.2%減、営業利益は22億1700万円で同9.6%減。
◎農業化学品事業
殺虫剤「モスピラン」の輸出向けが伸長したが、新規農薬の開発や既存製品の適用拡大に伴う委託試験費が増加。この結果、同会計年度の売上高は433億8800万円で前年度並み。営業利益は22億4000万円で前年度比2.2%減となった。
殺菌剤は、前年度に買収した「アグリマイシン」が収益に寄与したが、「トリフミン」の輸出向けの減少などにより、減収だった。殺虫剤・殺ダニ剤は、殺虫剤「モスピラン」の輸出向けの伸長により増収。除草剤は、輸出向け販売の減少により減収となった。
◎商社事業
ウレタン原料と無機薬品の減少により、同会計年度の売上高は349億9500万円で前年度比5.3%減。営業利益は6億3700万円で同4.3%減だった。
◎運輸倉庫事業
運送業が減少したが、倉庫業が堅調に推移したことなどにより、同会計年度の売上高は41億9500万円で前年度比1.6%減。営業利益は4億9200万円で同6.7%増となった。
◎建設事業
プラント建設工事の増加により、同会計年度の売上高は144億2300万円で前年度比18.5%増。営業利益は16億7700万円で同43.2%増となった。
◎その他
売上高は73億5000万円で前年度比6.6%減。営業利益は6億4400万円で同9.7%増。
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