九州有力肥料・農薬・資材卸の積水ヒノマルを買収 ベーシック・キャピタル2020年7月2日
みずほ証券(株)系の投資ファンドであるベーシック・キャピタル・マネジメント(株)は、積水化学工業(株)連結子会社で肥料・農薬・農業資材卸売・施工工事を手がける積水ヒノマル(株)を買収する。同社株式を取得し、ヒノマル(株)に商号変更してアグリ事業を承継する。
アミノ酸入り肥料
積水ヒノマル(株)は、アグリ事業で73年の歴史を有し、農業が盛んな九州における5大農薬商社の一角を占める。全国的にもトップクラスの売り上げ規模を誇り、農薬・肥料卸売だけでなく園芸資材卸売・施設工事においても、価格競争力と高い工事品質で九州随一のシェアを有する。
今回の買収は、大企業グループからのカーブアウト(子会社独立)を支援するもの。新たな経営陣とともに経営基盤を強化しながら、九州だけでなくほかの地域にも積極的に投資し、農業への貢献を通じ「日本の食を支える企業」としてさらなる発展を目指す。
株式譲受は8月3日に完了する予定。新会社概要は以下の通り。
▽会社名=ヒノマル(株)
▽代表取締役社長=安武広信
▽本社所在地=熊本県熊本市中央区九品寺5ー7ー29
▽事業内容=肥料・農薬・農業資材卸売・施工工事
有機キレートカルシウム液肥
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