2020年3月期決算短信を公表 日本農薬2020年7月10日
日本農薬は7月9日に2020年3月期の決算短信を公表した。
同社は2019年12月20日開催の定時株主総会の決議により決算日を9月30日から3月31日に変更したため、当連結会計年度の業績に関する前期比増減の記載は省略している。当連結会計年度における同社のグループ売上高は356億7400万円、営業利益は40億500万円、経常利益は40億400万円、親会社株主に帰属する当期純利益は特別損失として連結子会社Sipcam Nichiro Brasil S.A.に係るのれんの減損損失を計上したため140億円7700万円。セグメント別の概況は次のとおり。
◎農薬事業
売上高は327億4000万円、セグメント利益(営業利益)は35億700万円。国内農薬販売では、新製品3剤の販売を開始し品目ポートフォリオの拡充を図るとともに水稲用殺菌剤「ブイゲット」などの主力自社開発品目の普及拡販に努めた。海外農薬販売では、インドでNichiro India Pvt.Ltd.の乾季作向け農薬販売が堅調に推移。アメリカでは新型コロナウイルス感染症拡大による流通への影響懸念から荷動きが早まりNichiro America,Inc.の前倒し出荷が進んだ。欧州では殺菌剤「モンカット」や除草剤「ET」の販売が好調に進展し、Nichiro Europe Co.,Ltd.の売上高が伸長した。ブラジルでは農薬需要は回復したものの競争激化からSipcam Nichiro Brasil S.Aの販売が伸び悩んだ。
◎農薬以外の化学品事業
売上高は18億5500万円、セグメント利益(営業利益)は6億3900万円。化学品事業では、シロアリ薬剤分野で株式会社アグリマートとの協働による販売戦略が奏功し、売上高が伸長した。医薬品事業では、外用抗真菌剤「ルリコナゾール」の爪白癬分野の販売が好調に推移した。
重要な記事
最新の記事
-
備蓄米 「味に差なく、おいしく食べてほしい」 江藤農相2025年4月24日
-
関税発動で牛肉の注文キャンセルも 米国関税の影響を農水省が分析2025年4月24日
-
トランプ関税で米国への切り花の輸出はどうなる?【花づくりの現場から 宇田明】第58回2025年4月24日
-
【JA人事】JA北オホーツク(北海道)吉田組合長を再任2025年4月24日
-
三島とうもろこしや旬の地場野菜が勢ぞろい「坂ものてっぺんマルシェ」開催 JAふじ伊豆2025年4月24日
-
農林中金 ロンコ・インベストメント・マネジメントに資本参画 不動産分野の連携強化2025年4月24日
-
積雪地帯における「麦類」生育時期 推定を可能に 農研機構2025年4月24日
-
日本曹達 微生物農薬「マスタピース水和剤」新たな効果とメカニズムを発見 農研機構2025年4月24日
-
棚田の魅力が1枚に「棚田カード」第5弾を発行 農水省2025年4月24日
-
みずほ銀行と食農領域の持続可能な発展に向け戦略的提携 クボタ2025年4月24日
-
【人事異動】兼松(6月1日付)2025年4月24日
-
日本生協連「フェアトレード・ワークプレイス」に登録2025年4月24日
-
旭松食品「高野豆腐を国外へ広める活動」近畿農政局 食の「わ」プログラムで表彰2025年4月24日
-
群馬県渋川市の上州・村の駅「お野菜大放出祭」26日から 9種の詰め放題系イベント開催2025年4月24日
-
JA蒲郡市と市内の飲食店がタッグ 蒲郡みかんプロジェクト「みかん食堂」始動2025年4月24日
-
適用拡大情報 殺菌剤「バスアミド微粒剤」 日本曹達2025年4月24日
-
倍率8倍の人気企画「畑でレストラン2025」申込み開始 コープさっぽろ2025年4月24日
-
農業・食品産業技術開発の羅針盤「農研機構NARO開発戦略センターフォーラム」開催2025年4月24日
-
雪印メグミルク、北海道銀行と連携「家畜の排せつ物由来」J-クレジット創出へ酪農プロジェクト開始 Green Carbon2025年4月24日
-
山椒の「産地形成プロジェクト」本格始動 ハウス食品など4者2025年4月24日