果樹用殺菌剤「セルカディス Dフロアブル」発売 BASFジャパン2021年2月8日
BASFジャパンは2月1日、果樹用殺菌剤「セルカディス Dフロアブル」を発売。りんご、なし、もも、ネクタリンなど、果樹に発生する主要病害の防除に効果を発揮する。同社と日本曹達の共同開発で、両社が販売する。
果樹用殺菌剤「セルカディス Dフロアブル」
「セルカディス Dフロアブル」は、SDHI剤のゼミウムと多作用点殺菌剤ジチアノンの混合剤で、作用の異なる2成分の混合剤のため耐性菌管理に有効で、既存薬剤の耐性菌にも効果を発揮。また、様々な病害に対して予防効果と治療的効果があり、移行性が高く、長い残効性がある。
ゼミウムは幅広い病害を防除する効果に加え、浸達移行性に優れているため、成分が葉の表面から内部に移行し、植物内部にいきわたる。また、植物表面に吸着するため、長期間病害を防除することが期待できる。「セルカディス Dフロアブル]
は、ジチアノンの安定した予防効果も併せ持ち、果樹生産者にとって主要病害防除の新たな選択肢となる。
BASFジャパンのアグロソリューション事業部マーケティング部ディビジョンヘッド野田信介氏は「特定の薬剤を使い続けることは耐性菌の発生につながり、結果的に作物の収量に甚大な影響をもたらしかねない。様々な病害防除の選択肢を提供することで、大切な作物を病害から保護できるよう支援したい」と話している。
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