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売上高は前年比微増で着地 クミアイ化学工業第2四半期決算2021年6月15日

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クミアイ化学工業は6月11日、2021年10月期第2半期決算を発表した。

売上高は海外向け農薬の出荷が前年を下回り、一部化成品の販売が減少したものの、国内販売が好調に推移し、587億6500万円(前年同期比0.7%増)となった。営業利益は販売費及び一般管理費の増加等で、47億9600万円(同3.5%減)、経常利益は4月末における為替レートの円安進行に伴う為替差益等により、64億6800万円(同18.2%増)となった。

また、親会社株主に帰属する四半期純利益は47億2000万円(24.0%増)。第2四半期連結累計期間における海外向け売上高の割合は31.0%となった。

国内の農薬及び農業関連事業は、新規殺菌剤「ディザルタ剤」の本格上市と、原体販売を含めた「エフィーダ剤」の販売が好調に推移し、前年同期を上回った。海外では「アクシーブ剤」の出荷がブラジル及びアルゼンチン向けで好調だったが、米国向けの出荷計画の影響もあり、前年同期を下回った。その結果、売上高は445億8100万円(0.7%増)、営業利益は45億8100万円(8.1%減)となった。

化成品事業は、ビスマレイミド類等の需要が回復傾向を示し、産業用薬品や発泡スチロールは前年同期並み。クロロキシレン系化学品は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け低調に推移した。同事業の売上高は93億100万円(4.4%減)、営業利益は3億8900万円(72.1%増)となった。

なお、2021年10月期の通期連結業績予想は、第2四半期の実績と化成品の一部が回復基調であることを反映し、6月8日に予想数値を上方修正(既報)している。

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