有機リン系農薬市場 世界の需要分析と2029年までの見通し2021年8月17日
Research Nester Private Limitedは8月8日、調査レポート「有機リン系農薬市場:世界的な需要の分析及び機会展望2029年」を発行した。
同レポートは世界の有機リン系農薬市場は、2021~2029年の予測期間中に高いCAGRで成長すると予想。成長の主な要因は、幅広い用途、低価格と有機リン系農薬の容易な入手が可能であること。人口増加で高まる食糧ニーズを満たすため、農家は化学農薬の使用増加を含む新しい農業慣行を実施することから、市場の成長を後押し。さらに、農薬の毒性を減らし、効率を改善するための継続的な研究と実験は、市場の成長を後押しすると予測される。
北米市場は、農薬が収穫後の作物の寿命を延ばすため、輸出志向型農業慣行の増加を背景に、予測期間中に大きなシェアを獲得すると推定されている。特に米国は、2018年に農薬の総使用量が約4000トンを記録したことから、農薬の最大の消費者の1つであると推定。さらに、有機リン系農薬は、米国で使われている農薬全体の主要なシェアを占めている。
アジア太平洋地域の市場は、予測期間中に大幅なCAGRを達成すると予想。世界銀行によると、2019年、農業および漁業セクターは南アジア地域の総GDPの16.291%に相当した。この要因は、予測期間中に有機リン系農薬市場の成長に貢献すると予測される。
有機リン系農薬市場に主な企業は、Adama Agricultural Solutions Ltd.、Spectrum Brands, Inc.、Bayer AG、Nufarm Limited、BONIDE Products LLC、FMC Corporation、AMVAC Chemical Corporation、BASF SE、Rallis India Limited、UPL Limitedなど。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日