若手農業家の交流イベント「JAECバイエルスカラーシップオンライン同窓会」開催2021年12月7日
バイエルクロップサイエンスは、国際農業者交流協会(JAEC)の海外研修プログラムに関し、2016年からバイエルスカラーシップに協賛。11月30日に、現在海外研修中およびスカラーシップを修了した11人がオンライン上で一堂に会する交流イベントで昨年に続く2回目となる「JAECバイエルスカラーシップオンライン同窓会」を開催した。
海外研修の内容や現在の活動状況、関心事について話す、JAECバイエルスカラーシップ修了生
JAECは、農業研修プログラムとして、ヨーロッパ、北米、豪州に日本から研修生を派遣するとともにASEANからの研修生を受け入れ、約70年間にわたって日本の農業の活性化に尽力している。
同イベントは、担い手の高齢化や後継者不足など、日本の農業が抱える課題に対し、新たな未来を切り開くことを期待される若手農業家が集まり、互いの知見共有と交流を目的に開催。バイエルクロップサイエンスからは、ハーラルト・プリンツ社長と本部長2人が参加し、企業と農家の垣根を超えて課題を共有し、ゲストスピーカーとして、デザインマネジメントの第一人者でエムテド代表取締役の田子學氏が参加した。
開会の挨拶をするバイエルクロップサイエンスハーラルト・プリンツ社長
同社のプリンツ社長は開会に当たり、「今回参加する皆さんの多くは、サステナビリティや農業のデジタルソリューションについて興味があると聞いている。この交流プログラムが皆さんの課題に合致し、興味深いものであると願っています」と述べた。また、執行役員レギュラトリーサイエンス本部長の藤村佳樹氏は、同社が進める持続可能性に貢献する最適な農薬とその使用法の開発を説明。また、執行役員カスタマーマーケティング本部長仁木理人氏は、日本の農業を持続可能にするバイエルの精密農業への取り組みについて伝えた。
ゲストスピーカーの田子氏は、これまでに手掛けた半導体企業のワイナリーへの事業転換の事例などを通じて、アセットの組み換えによって新たな価値を創造する可能性について講演。発想を転換することによってこれまで廃棄物だったものを、資源として再生できることを紹介し、講演後は、「人を動かすデザイン」、「農産物のブランディング」、「次のステップに踏み出す勇気」など、参加者からの質問にも回答した。
講演と質疑応答を通じて参加者からは、「アセットの組み換えによる新しい可能性の創出や、別業種との組み合わせによる環境にも優しいソリューションの創出はとても面白かった」「デザインという概念への認識そのものが私の中で大きく変化し、今後の仕事や生活の中で活かせそうな気付きが数多くありました」などの感想が寄せられた。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】小麦、大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年4月22日
-
米の海外依存 「国益なのか、国民全体で考えて」江藤農相 米輸入拡大に反対2025年4月22日
-
【地域を診る】トランプ関税不況から地域を守る途 食と農の循環が肝 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(1)2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(2)2025年4月22日
-
米の品薄状況、備蓄米放出などコラムで記述 農業白書2025年4月22日
-
農産品の輸出減で国内値崩れも 自民党が対策提言へ2025年4月22日
-
備蓄米売却要領改正で小売店がストレス解消?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月22日
-
新入職員が選果作業を体験 JA熊本市2025年4月22日
-
JA福岡京築のスイートコーン「京築の恵み」特価で販売中 JAタウン2025年4月22日
-
米の木徳神糧が業績予想修正 売上100億円増の1650億円2025年4月22日
-
農業×エンタメの新提案!「農機具王」茨城店に「農機具ガチャ自販機」 5月末からは栃木店に移動 リンク2025年4月22日
-
「沸騰する地球で農業はできるのか?」 アクプランタの金CEOが東大で講演2025年4月22日
-
「ホテルークリッシュ豊橋」で春の美食祭り開催 東三河地域の農産物の魅力を発信 サーラ不動産2025年4月22日
-
千葉県柏市で「米作り体験会」を実施 収穫米の一部をフードパントリーに寄付 パソナグループ2025年4月22日
-
【人事異動】杉本商事(6月18日付)2025年4月22日
-
香川県善通寺市と開発 はだか麦の新品種「善通寺2024」出願公表 農研機構2025年4月22日
-
京都府亀岡市と包括連携協定 食育、農業振興など幅広い分野で連携 東洋ライス2025年4月22日
-
愛媛・八幡浜から産地直送 特別メニューの限定フェア「あふ食堂」などで開催2025年4月22日
-
リサイクル原料の宅配用保冷容器を導入 年間約339トンのプラ削減へ コープデリ2025年4月22日