売上高は16.3%増 2022年第2四半期決算 BASF2022年8月1日
ドイツのBASF本社は7月27日、2022年第2四半期の業績を発表。売上高は16.3%増の230億ユーロで、原材料価格とエネルギー価格の 高騰が続くなか堅調な利益を達成した。
BASFグループの売上高は、前年同期比32億ユーロ増の230億ユーロで、16.3%増。この増加は、ほぼすべての事業セグメントでの大幅な値上げの実施によるもの。特別項目控除前営業利益は23億ユーロで、好調だった前年同期の水準に達した。
アグロソリューション事業セグメントとニュートリション&ケア事業セグメントは大幅増益となったが、インダストリアル・ソリューション事業セグメントの利益は微増にとどまった。「その他」に分類される事業の特別項目控除前営業利益は、著しく改善した。一方、 ケミカル事業セグメントおよびマテリアル事業セグメントでは、特別項目控除前営業利益が大幅に減少。サーフェステクノロジー事業セグメントにおいても、特別項目控除前営業利益は大幅減となった。
EBIT(営業利益)は、3400万ユーロ増の24億ユーロ。減価償却費および特別項目控除前営業利益(特別項目控除前EBITDA)は、7600万ユーロ増の33億ユーロ、EBITDAは1億9700万ユーロ増の34億ユーロだった。
アグロソリューション事業セグメントの売上高は、前年同期比大幅増加の25億ユーロ、25.3%増となった。この増加は主に、全地域における販売価格上昇と、米ドルを中心とする為替のプラス効果によるもの。販売量の大幅な増加も売上の伸びに貢献した。特別項目控除前営業利益は、前年同期の水準を大幅に上回り、2億2300万ユーロ。これは主に、売上が順調に推移し、コスト増を十分に補うことができたため。
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