売上高は45.5%増 2023年3月期第1四半期決算 日本農薬2022年8月10日
日本農薬は8月9日、2023年3月期第1四半期決算短信を発表した。
売上高は、中核事業の農薬事業が海外で好調に推移したことから240億1500万円で前年同期比75億900万円増、同45.5%増となった。利益面では、営業利益は27億8100万円で同11億3000万円増、同68.5%増。経常利益は30億8500万円で同13億1800万円増、同74.6%増。親会社株主に帰属する四半期純利益は、25億900万円で、同8億7200万円増、同53.3%増となった。
◎農薬事業
国内農薬販売では、園芸用殺虫剤ピリフルキナゾン(商品名「コルト」)を始めとする主力自社開発品目の普及拡販に努めた。また、同社は、国内農薬市場におけるシェア拡大を図るため、2021年5月に、コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社およびダウ・アグロサイエンス日本株式会社(コルテバ社)との間で販売契約を締結。同年10月よりコルテバ社製品の販売を始めたこともあり、国内販売全体の売上高は前年同期を上回った。
海外農薬販売では、温暖な気候が続いた北米では例年よりダニの発生が多く、殺ダニ剤フェンピロキシメートの需要が高まり、NichinoAmerica,Inc.の売上高が伸長。また、欧州では競合剤より市場シェアを獲得した除草剤ピラフルフェンエチルの拡販により、NichinoEuropeCo.,Ltd.の売上高が伸びた。さらに、農薬需要が拡大傾向にあるブラジルでは、サトウキビ用除草剤の販売戦略が奏功したことなどから、SipcamNichinoBrasilS.A.の売上高が伸長。海外販売全体の売上高は前年同期を上回った。
これらの結果、農薬事業の売上高は224億3700万円で前年同期比75億4500万円増、同50.7%増。営業利益は25億5800万円で前年同期比12億9300万円増、同102.3%増となった。
◎農薬以外の化学品事業
化学品事業では、株式会社アグリマートの防疫用薬剤分野の販売が好調に推移した。一方、医薬品事業では、外用抗真菌剤ルリコナゾールの販売が足白癬剤向け、爪白癬剤向けとも伸び悩んだ。これらの結果、農薬以外の化学品事業の売上高は11億5100万円で前年同期比1億500万円減、同8.4%減。営業利益は3億6700万円で前年同期比1億5600万円減、同29.8%減となった。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日