売上高は25.3%増 2023年3月期第2四半期決算短信 日本曹達2022年11月14日
日本曹達株式会社は、2023年3月期第2四半期の決算短信(2022年4月1日~2022年9月30日)を発表した。
売上高は807億4200万円。原燃料価格の大幅な上昇の影響を受けたものの、農業化学品事業や化学品事業、および商社事業などにおいて販売が増加したことや、販売価格の修正を実施したこと、原燃料価格の上昇による在庫評価益を計上したことが影響している。
化学品事業については、カセイカリおよび周辺事業の構造改革の実施により、工業薬品やエコケア製品の販売が減少したものの、原燃料価格の大幅な上昇に伴う販売価格の修正や需要の拡大により、医薬品・工業用殺菌剤や化成品、および機能材料の販売が増加した。この結果、売上高は233億5000万円で前年同期比前年同期比で18.7%増、営業利益は23億9200万円で前年同期比63.8%増となった。
農業化学品事業事業については、世界的な海上輸送の混乱や今後の販売価格の上昇を想定した前倒し需要が発生するとともに、病害の発生拡大を見越した引き取りの増加により、殺虫剤・殺ダニ剤や殺菌剤の輸出向けが伸長した。この結果、売上高はは253億1100万円で前年同期比43.7%増、営業利益は42億4800万円で前年同期比3338.0%増となった。殺菌剤は、「トップジンM」や「パンチョ」、および「ピシロック」の輸出向けが伸長したことにより、増収となった。殺虫剤・殺ダニ剤は、殺虫剤「モスピラン」や殺ダニ剤「ニッソラン」「ダニオーテ」の輸出向けが伸長したことにより、増収となった。除草剤は、「ナブ」の輸出向けが増加したことにより、増収となった。
商社事業については、各種有機・無機薬品の増加により、売上高は195億7400万円で前年同期比11.9%増、営業利益は7億8600万円で前年同期比34.6%増となった。
運輸倉庫事業については、運送業は減少したものの、倉庫業が堅調に推移したことなどにより、売上高は21億7800万円で前年同期並み、営業利益は3億7700万円で前年同期比11.8%増となった。
建設事業については、プラント建設工事が増加したものの、工事進行基準に伴う調整により、当累計期間の売上高は52億3600万円で前年同期比84.9%増、営業利益は4億8800万円で前年同期比11.3%減となりました。
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