「DXによる次世代の農業を考える」オンラインセミナー開催 バイエル クロップサイエンス2022年12月1日
バイエル クロップサイエンスは11月25日、次世代ビジネスモデル構築のため、多くの企業、自治体、公共団体が積極的に取り組むDX(デジタル・トランスフォーメーション)について、日本の農業における可能性を考えるオンラインセミナーを開催した。
同社は、日本における持続可能な農業の実現に向けて、次世代の農業従事者をサポートするプログラムの一環として、2016年からバイエルスカラーシップを設立。国際農業者交流協会(JAEC)が派遣する海外研修生の中から、選考委員会で選ばれた意欲ある若者を奨学金給付でサポートしている。今回のセミナーは、その新たな試みとして開かれ、100人以上が参加。農業の未来を考える熱気あふれるセミナーとなった。
プレゼンテーションを行うバイエル クロップサイエンスの坂田社長
当日は、同社の坂田耕平社長がバイエル クロップサイエンスにおける日本での最新の取り組みについて紹介。その後、JAEC バイエル スカラーシップ研修生がビデオメッセージやオンラインによるプレゼンテーションで近況について報告した。参加者からは、研修生に対して研修での学び・経験などについて質問があり、活発な議論がおこなわれた。
メディアスケッチの伊本氏が講演
後半では、テクノロジー・エバンジェリストとしてメディアに多く登場し、様々な企業や自治体のデジタル推進における支援活動も行う、IT評論家でメディアスケッチ代表取締役の伊本貴士氏がゲストスピーカーとして登場。「DXによる次世代の農業を考える~先進技術が新たな挑戦の可能性を広げる~」と題して講演した。
伊本氏は、ここ数年のAIの飛躍的な進化や、身近なツールを活用して簡単に始められる実際の現場で役立つデジタル農業の取り組みなどを紹介。その幅広い知識を受け、参加者からはデジタル技術の取得方法や情報取集の仕方、農業への活かし方など、様々な質問が寄せられ、DXを活用した農業への関心の高さがうかがえた。
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