秀穫強化肥料「ギアアップ」本格販売開始 収量アップをサポート FMC2023年4月26日
エフエムシー・ケミカルズ(FMC)は4月25日、秀穫強化肥料「ギアアップ」の本格販売を開始。生殖生長、養分転換、転流を強力に促進し、適切な着花、着果、果実肥大により、秀品期間を続けながら収量を向上させる。
秀穫強化肥料「ギアアップ」は、プラントヘルス事業の製品として発売された世界的ベストセラー「ストラクチャー」に続く第二弾で、世界初の独自製法「ナノ化テクノロジー」により、葉面吸収が可能となった高活性腐植酸「AOA(actagro organic acids)」を配合する液状複合肥料。
「AOA」は3.0%配合されており、秀品の収量増加と長期どり、反あたり収益の拡大につながる。
同社の平井康弘社長は「第一弾の秀品サポート肥料『ストラクチャー』で発根、肥料吸収を促し、第二弾の秀穫強化肥料『ギアアップ』で養分への転換、転流を促進することで、日本の生産者の増収、品質向上、生産性上昇、ひいては国内農業のさらなる発展に貢献していく」とコメント。
秀穫強化肥料
「ギアアップ」
将来的には、両製品をはじめとする高付加価値肥料資材、微生物資材、種子処理も含めたプラントヘルス事業全体に投資を強化し、30億円の事業拡大を目指す。
同社は、2022年から同製品の試験販売を始めており、推奨主要作物の性質から引き続き、北海道、東北、関東甲信越、東海、石川県、九州、沖縄県の各市場に投入を図る。
供給については、FMCから卸店へ直接販売。カネコ種苗(群馬県前橋市)、グリーンテック(熊本県熊本市)、ケーエス(宮城県大崎市)、コハタ(北海道旭川市)、東海物産(三重県四日市市)、第一農薬(沖縄市)と売買契約を締結し、パートナーとして取り組みを進める。
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