BoschとBBSFのスマートスプレーソリューション機能搭載散布機 Dammann社で初の量産開始2023年6月2日
Bosch(ボッシュ)とBASFデジタル ファーミング社の合弁会社であるBosch BASFスマートファーミング社 (BBSF)は、スマートスプレーソリューション機能を搭載した散布機を発売。Herbert Dammann GmbH(Dammann社)で最初のシリーズ生産を3月に開始した。
ボッシュのハイテクカメラセンサー技術と、xarvio(ザルビオ)デジタルファーミング ソリューションの高度なデジタル農学知能エンジンのソフトウェアを組み合わせたスマートスプレーソリューションが、Dammann社のスマート農業対応の農薬散布機に組み込まれた。
このスマートスプレーソリューションは、リアルタイムで雑草を自動検出し、発芽前(土壌と雑草の識別)と発芽後(作物と雑草の識別)の両方での精密な散布が可能。散布機が圃場を通過する際、システムがミリ秒単位で作物と雑草を識別し、個々の噴霧ノズルをピンポイントで制御することで、除草剤を必要な場所に必要な量だけ散布できる。さらに、xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)のプラットフォームとの接続により、生産者は、各圃場の状況に応じた推奨、雑草の分布と散布状況を示すマップ、自動検出感度レベル、レポート目的に使える使いやすい文書出力機能など、実用的な情報も活用することができる。
BBSFは、スマートスプレーソリューション技術の世界的なマーケティングと商業化を担う合弁会社。様々な農作業条件下で行われた世界各地の実証試験において、スマートスプレーソリューションは雑草防除の質を落とすことなく、より効率的に除草剤を使えることが示された。これにより、持続可能な農業を支援し、資源効率を向上させるとともに、環境への影響を減らす。
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