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「MagicScout」に水稲の病害虫診断機能を追加 バイエル クロップサイエンス2023年7月4日

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バイエル クロップサイエンスは7月3日、AIで水田の雑草を診断するスマートフォン向けアプリ「MagicScout(マジックスカウト)」に、新たに水稲の病害虫を診断する機能を追加した。

「MagicScout(マジックスカウト)」の画面。左から写真撮影画面、診断結果画面、地図上に記録「MagicScout(マジックスカウト)」の画面。左から写真撮影画面、診断結果画面、地図上に記録

「MagicScout(マジックスカウト)」は、AI技術により水田雑草の60%程度に相当する27種類の診断が可能なスマートフォン向けアプリ。対応OSは、iOSとAndroidで、App Store(iOS)とGoogle Play(Android)から無料でダウンロードができる。

今回の機能追加により、水田の害虫・病害の写真を撮影して診断結果を確認し、その特徴などを詳細情報ページで確認できるようになり、診断結果は撮影場所の位置情報とともに地図に記録される。日本全国の水稲の害虫・病害をカバーしており、事前にアプリのカメラ設定でAIモデルをダウンロードしておけば、インターネットへの接続がない環境下でも診断できる。

同社は今後、水稲のほかさまざまな作物へサービスを拡大し、さらなる利便性の向上と雑草や病害虫の診断を通じてより効率的な作物保護をサポートしていく。

「MagicScout(マジックスカウト)」はドイツ・バイエル社が開発。2021年にドイツで、次いで2022年には世界で2番目に日本でリリースされた。リリース後に蓄積されたさまざまなデータを活用し、診断の正確性や活用方法などの機能をアップデートしている。

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