【年頭あいさつ 2024】大森茂 全国農薬協同組合 理事長2024年1月2日
新年あけましておめでとうございます。
2024年もJAcom農業協同組合新聞をよろしくお願い申し上げます。
JAcomでは、元日から3日まで、農林水産大臣をはじめJAグループ全国連、農業関連団体のトップなどによる年頭のあいさつを掲載しています。
全国農薬協同組合理事長
新年あけましておめでとうございます。
日本では感染症のコロナが、昨年5月8日よりインフルエンザと同等の扱いになりましたが、
人間同士の争いは、ロシアによるウクライナ侵攻が収まらない状況下で、パレスチナ地区でのハマスとイスラエルとによる戦闘状態が始まり、またミャンマーにおいてはクーデターを起こした軍と
それに反発する民衆との争いが長引いており、世界中の食糧・燃料供給にも大きな影響が継続しています。
日本の農家にとっては、農薬も含めて生産資材費が高騰した一方で、農産物価格への転嫁が進まず対応に苦慮され、天候の変動による収量や品質に悪影響が出る事態が続いています。
全国農薬協同組合は、全国の農薬卸が集まり構成されている協同組合で、農家に対して登録内容に応じた農薬の安全使用の啓蒙と、作業者の健康被害も出ないよう防護マスクや手袋・防除衣の着用を推奨し、一方で消費者に対しては、農薬に関する正しい理解を持ってもらうための活動を行っています。
国は、「みどりの食料システム戦略」として2050年度末を目標に農薬のリスクの50%低減を目指し、また世界の潮流として、より環境に配慮することを求められている時代だからこそ、安全性に関する再評価なども行われた農薬を正しく使用することで、農産物・作業者そして環境に対する安全性を担保していることを、一般の方々にも正しく理解してもらうことも重要な役割だと考えています。
一方で、昨今EUにおいては、行き過ぎた農薬規制に対して、生産者である農家の声により、規制見直しの動きもあると聞いています。
今年度も引き続き、各地域で全国農薬協同組合の組合員企業および従業員で構成している農薬安全コンサルタントおよび農産物の輸出に関して輸出先で許容される農薬基準などの情報提供もできる農薬コンサルタントリーダーが、お世話になりますが、よろしくお願いいたします。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日