ポストハーベスト事業 米国子会社を譲渡 住友化学2024年3月28日
住友化学は3月28日、農作物の収穫後に用いられる殺菌剤や鮮度保持剤、コーティング剤と薬剤処理などポストハーベスト事業を展開する米国子会社ペース・インターナショナル社を、米国アグロフレッシュ・ソリューションズ社に譲渡したことを発表した。
ポストハーベスト事業の世界市場は堅調な成長が見込まれるが、住友化学は事業ポートフォリオを選別した結果、ペース社のアグロフレッシュ社への譲渡を決定。これまでペース社が担ってきた事業について、グローバル展開や製品ラインアップを強みとするアグロフレッシュ社をベストオーナーとして、一層の競争力強化と事業拡大の加速を図ることが最善であるとして譲渡を実施した。
再編後、住友化学はアグロフレッシュ社との間で、バイオラショナルを含むポストハーベスト分野での製品・技術開発について戦略的な提携を進め、同社グループとして注力するバイオラショナル事業の拡大を加速する。
住友化学は、現在、短期集中業績改善策の一環として採算性やベストオーナーの視点に基づき、事業の再構築を加速させている。こうした取り組みを着実に進めることで、2024年度の業績V字回復をより確実にし、今後の抜本的構造改革につなげる。
◎譲渡対象会社の概要
名称:Pace International LLC
本社:米国ワシントン州ワパト
設立:1998年
事業内容:ポストハーベスト剤の研究・開発・製造・販売、処理・分析サービスなどの提供
◎譲渡先の概要
名称:AgroFresh Solutions, Inc.
本社:米国ペンシルベニア州フィラデルフィア
設立:1996年
事業内容:ポストハーベスト剤の研究・開発・製造・販売、処理・分析サービスなどの提供
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日