BASFジャパン、Google Cloudと協力し、国内のxarvio FIELD MANAGERユーザー向けに生成AIチャットボットのコンサルタントサービスを開始2024年4月26日
BASFジャパン株式会社は、BASFの栽培管理支援システム「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオフィールドマネージャー)」※1の国内ユーザー向けに、Google Cloudの技術を活用して開発した生成AI技術を搭載した新規の生成AIコンサルタントサービスを4月25日より提供することを発表した。
同サービスはGoogle Cloud の Vertex AI で提供される生成AIモデル Geminiを搭載している。xarvio FIELD MANAGERの登録ユーザーはログイン後に表示される質問画面に質問を入力すると、生成AIコンサルタントサービスから瞬時に、文章、画像、動画が適宜組み合わされた個別の回答を得ることができる。4月25日に生成AIコンサルタントサービスのバージョン1を公開し、今年の栽培シーズンから農業者をサポートする。xarvioカスタマーサポートセンターでは引き続き電話での問い合わせに対応する。AIの学習内容は活用事例や具体的な経済的リターンの考え方など広範にわたり、サービスはBASFのお客様との対話の積み重ねに基づき設計されている。そのため、提示される情報は質問への直接的な回答の提供にとどまらず、栽培に関する幅広い疑問に対応し、コンサルタントサービスとして機能する。農業者がxarvio FIELD MANAGERの多様な機能をフル活用し生産性と収益性の向上に最大限役立てられるよう支援する。
BASFジャパンのアグロソリューション事業部事業部長である野田信介氏は、次のように述べている。「Google Cloudの協力を得て彼らの最新のAI技術を活用できることを大変うれしく思います。BASFジャパンのアグロソリューション事業部は農業における集約化が進む中持続可能な農業の実現を目指し農業者を支援しています。今回新たなサービスを開始することにより、xarvio® FIELD MANAGERのユーザーはいつでも必要な時に、必要な情報を、直感的に理解しやすい形で得ることができるようになりました。これは最先端の技術の活用と効果的な連携により農業者に質の高いサービスを提供するという当社のコミットメントを表しています。地理的に多様な日本の農業に対応し、各ユーザーの状況に応じてタイムリーに情報を提供することを目指したこのサービスは、私たちのカスタマーサービスのレベルを大きく引き上げます。農業者はいつでも質問し、生成AIコンサルタントサービスを通じて、xarvio® FIELD MANAGERの幅広い機能を最大限活用する方法を知ることができます。」
また、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 日本代表 平手智行氏は次のように述べている。「BASFジャパンと協力し、Google Cloudの生成AI技術で日本の農業者の収量最適化を支援できることを大変うれしく思います。私たちは共に、日本の農業者が環境への影響を低減しながら、成果を最大化するために必要なツールを提供します。今後も私たちは、テクノロジーを活用して現実世界の問題を解決し、世界中の農業従事者を支援して参ります。」
同サービスは現在日本国内でのみ提供されており、BASFはGoogle Cloudと協力し順次AIの学習範囲を検討・拡大させることで、ユーザー体験を常に強化していく。国内のすべてのxarvio FIELD MANAGER 登録ユーザーは無料で利用可能。
※1 xarvio® FIELD MANAGERは、BASFデジタルファーミング社(本社:ドイツ)が開発する栽培管理支援システム。日本では、BASFジャパン株式会社と全国農業協同組合連合会(本所:東京都千代田区)が共同で推進している。2021年4月よりサービスを開始した。
※2 Google Cloud および Gemini は、Google LLC の商標。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
変革恐れずチャレンジを JA共済連入会式2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
「八百結びの作物」が「マタニティフード認定」取得 壌結合同会社2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日