グループ売上高は0.6%減 2024年第1四半期 独バイエル2024年5月21日
ドイツ・バイエル社は5月14日、2024年度第1四半期の決算を発表した。グループ売上高は前年比0.6%減の137億6500万ユーロ。クロップサイエンス部門(農業関連事業)の売上高は約3.0%減少した。
バイエルグループの2024第1四半期の売上高は、137億6500万ユーロとなり、為替およびポートフォリオの影響の調整後で前年同期をわずかに下回った。為替差損は5億2500万ユーロ。
特別項目計上前EBITDAは、1.3%減の44億1200万ユーロ。特別費用の純額2億700万ユーロ(2023年度第1四半期:4億3100万ユーロ)を差し引いたEBITは4.0%増の30億9200万ユーロとなった。特別費用は主に、進行中の組織の適正化に関連する費用で、全ての部門・部署に影響を及ぼした。当期純利益は8.2%減の20億ユーロとなり、1株あたりコア利益は4.4%減の2.82ユーロとなった。
クロップサイエンス部門の売上高は、3.0%減(為替・ポートフォリオ調整後)の79億700万ユーロ。これは主にヨーロッパ・中東・アフリカ地域における非グリホサート除草剤および殺菌剤の販売数量の減少によるもの。グリホサート含有製品に関しては、全地域で市場主導による大幅な価格下落となったが、販売数量の力強い回復によって十分に相殺されなかった。主力事業の除草剤と殺菌剤の売上高はそれぞれ13.3%と8.5%減少。。大豆種子および形質の売上高は前年同期並み。トウモロコシ種子・形質の売上高は、全地域での価格上昇により2.0%増加し、殺虫剤の売上高はヨーロッパ・中東・アフリカ地域および北米地域での販売数量の増加により2.3パーセント増加した。
クロップサイエンス部門の特別項目計上前EBITDAは、主にグリホサート含有製品の価格下落により、12.8%減の28億4900万ユーロ。また、9200万ユーロの為替差損も発生した(2023年度第1四半期:54百万ユーロの為替差益)。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
変革恐れずチャレンジを JA共済連入会式2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
「八百結びの作物」が「マタニティフード認定」取得 壌結合同会社2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日