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売上高は前年同水準の157億ユーロ 2024年第3四半期決算 BASF2024年11月7日

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ドイツのBASF本社は10月30日、2024年第3四半期の業績を発表。売上高は前年同期比と同水準の157億ユーロ。コア事業の大幅増益により、特別項目控除前EBITDAは前年同期比で増加した。

BASFグループの売上高は、157億ユーロで前年同期と同水準。ほぼすべての事業セグメントで販売量が前年同期比で増加したことが、業績を押し上げた。販売量はコア事業とアグロソリューション事業セグメントで増加したが、サーフェステクノロジー事業セグメントのみ、自動車市場の需要低迷により触媒事業本部の販売量が減少。主にアルゼンチン・ペソとブラジル・レアルに関連する為替のマイナス効果が業績を圧迫した。

また、ほぼすべての事業セグメントにおける価格下落、とりわけサーフェステクノロジー事業セグメントにおける貴金属および卑金属の価格下落が、業績を妨げた。

特別項目控除前EBITDAマージンは、前年同期の9.8%から10.3%へ。コア事業の特別項目控除前EBITDAマージンは、前年同期の9.8%から3.6%改善し、13.4%となった。

EBITDAは、前年同期の14億ユーロに対し、13億ユーロ。EBITDAにはマイナス3億4500万ユーロの特別項目が含まれている。特にアグロソリューション事業本部では、7月に発表されたグルホシネートアンモニウムの生産工場の閉鎖および関連拠点の閉鎖に伴う引当金繰入額が特別費用として計上された。

EBIT(営業利益)は、2億5000万ユーロと、前年同期を1億4400万ユーロ下回った。減価償却費は前年同期の9億6900万ユーロに対し、10億ユーロだった。

純利益は2億8700万ユーロで前年同期はマイナス2億4900万ユーロ。この増益は、主にWintershall Deaの資産をHarbour Energy plcに譲渡したことに伴う3億9800万ユーロの特別利益により、持ち株からの純利益が増加したことによるもの。

前年同期には、マイナス2億9100万ユーロの特別項目がWintershall Deaで発生していた。

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