水稲用殺菌剤「リガ―ド」剤 新規登録 クミアイ化学工業2025年1月16日
クミアイ化学工業株式会社は、2025年1月15日付けでゼミウム(化合物名:フルキサピロキサド)を有効成分とする新規水稲用殺菌剤「リガード粒剤」、同成分を混合した「ブーンリガードパディート箱粒剤」、「エクスロットル箱粒剤」を農薬登録したと発表した。
ゼミウムは、BASF社が創製した化合物で、同社がBASF社から国内における水稲分野での開発および販売の権利を取得し、「リガード」として商品化。「リガード」は水稲の重要病害であるイネ紋枯病に高い抗菌活性を有し、浸透移行性と長期残効性により育苗箱処理でイネ紋枯病に優れた防除効果を発揮する。水稲に対する安全性も高く、は種時から移植当日まで使用することができる
同社は「リガード」を含有し各種水稲病害虫に有効な商品として「ブーンリガードパディート箱粒剤」、「エクスロットル箱粒剤」を開発。2025年から普及に向けた展示試験を全国で行い、2026年から販売を開始する予定だ。
同社は、この度の「リガード」の登録により、近年の気候変動によって被害が拡大するイネ紋枯病の新たな防除手段として、日本の水稲栽培に貢献することを目指す。また、継続して「リガード」を含む製品開発に取り組み、水稲栽培での多様なニーズに対応する製品の拡充を図り、高品質で安全性の高い食料生産に貢献していくとしている。
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