里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
クミアイ化学工業が生物科学研究所(静岡県菊川市)に隣接したビオトープ「クミカ レフュジア菊川」がこのほど完成。「植物学の日」の4月24日に、ビオトープの落成式を実施した。同社は、失われた自然環境の再生による生物多様性の増進、学習の場として提供することで地域社会へ貢献し、企業価値の向上を目指す。
クミアイ化学工業は1949年の創立以来、世界の農業の発展に貢献し、安全・安心な食料の安定生産を支えるため、安全で効果的な農薬の研究開発と普及に力を注いできた。同社のコア事業である農薬は、自然環境と密接に関わっており切り離すことはできず、その歴史のなかで自然と向き合い続けてきた。
ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の全景
同社はビオトープを通じて、これまでの事業活動を通じて培った知見を生かし、戦略的自然再生(Strategic Nature Restoration)を実践する。戦略的自然再生は、過去に損なわれた生態系や自然環境を回復させる施策を総合的に推進。単に水の流れ・池・草地・林を造成し生き物がやって来ることを促すだけのビオトープではなく、生物の多様性を確保し、自然と共生する社会を実現し、地球環境の保全を目指す。
また、地域の子どもたちが自然や生物多様性、さらには食料の安全保障について学べる場を提供する取り組みも計画している。
4月24日に行われたビオトープの落成式
ビオトープ内の小道
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