食品購入時の判断は「価格」から2015年3月10日
日本公庫の調査から
日本公庫(日本政策金融公庫)農林水産事業は1月に、平成26年度下半期消費者動向調査を実施し、その結果をこのほど公表した。
◆食品の購入は「食品スーパー」で
食品をどこで購入するかを品目別聞いたところ表1のように全品目で「食品スーパー」という回答がもっとも多かった。
品目別にみると、「米」では比較的重量が重いためか、「通販・宅配」が14.8%と他の品目より高かった。また、「生産者からの購入」も15.0%と高いことが大きな特徴だといえる。また「野菜」「果物」では「直売所」から購入するという回答が他の品目よりは高かった。「弁当等」では、「コンビニ」が41.2%と4割を超えていることも注目してよいだろう。
■購入時の判断基準はまず「価格」次いで「国産」「鮮度」
食品を購入するときに何を重視するかを品目別に聞いたところ、表2のように全体的には「価格」をもっとも重視するという回答が多く、次いで「鮮度」、「国産」「国内産地」となっている。
品目別にみると「米」は価格に次いで「国内産地」「銘柄」となっているが、「野菜」や「魚介類」ではまず「鮮度」次いで「価格」と鮮度を重視する人が多い。また、「惣菜」「弁当類」では「価格」に次いで「味」が重視されているのが特徴的だといえる。
○この調査は、27年1月1日から13日に、インターネットよるアンケート調査として実施された。調査対象は、全国の20歳代から70歳代の男女2000名(男女各1000名)。
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