消費支出実質7.0%減少 1‐3月期家計調査2015年5月20日
総務省は5月19日に、「家計調査報告(家計収支編)平成27年1?3月期平均速報」を公表した。
1世帯当たりの1カ月平均の消費支出は
▽総世帯:24万9050円、前年同期比名目4.5%の減少、同実質7.0%の減少。
▽2人以上世帯:29万1019円、同名目4.0%減少、同実質6.5%の減少。
▽単身世帯:15万6830円、同名目4.5%の減少、同実質7.0%の減少。
と、いずれも前年度期より、消費支出が減少している。
住居や自動車購入、贈与金、仕送り金を除いた消費支出でも、総世帯は前年同期比で実質6.3%の減少、2人以上世帯も同実質6.1%の減少、単身世帯も同実質4.8%の減少となっている。
実質消費支出は、総世帯および2人世帯で26年?期から4期連続、単身世帯では25年?期から6期連続の減少となっている。
一方、勤労者世帯の1世帯当たり1カ月平均の実収入は
▽総世帯のうちの勤労者世帯:41万3404円で、前年同期比名目で1.8%の増加、同実質0.9%の減少。
▽2人以上の世帯:45万9329円で、同名目1.6%増加、同実質1.1%の減少。
となっている。
総世帯の実質収入は25年?期から7期連続の減少、2人以上世帯のそれも6期連続の減少となっている。
収入の内訳をみると、総世帯では世帯主収入が前年同期比1.9%減と8期連続で減少している。とくに世帯主収入のなかでも定期収入が同2.1%減と8期連続して減少していることが目立つ。
同様に、2人以上世帯でも、世帯主収入が同2.6%減と5期連続で減少しているが、そのうち定期収入が同2.5%減と6期連続で減少している。
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