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JA全農とABCクッキングスタジオが連携 調印式2015年6月2日

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 JA全農はABC Cooking Studioと「地産地消」「国産食材の多様な利用」を促進するため相互に連携することで合意し、5月31日、調印式を行った。

事業連携に調印した神出JA全農専務(左)と櫻井ABC社長 ABCは全国に135店舗の料理スタジオを展開しており、今年30周年を迎えることを機に食材にフォーカスを当てる事業にJA全農と連携して取り組む。27年度は全国の料理教室にJAの直売所などから地産食材を供給して「地産地消1DAYレッスン」などを開催する。また米を使った新しいレシピの開発や普及に着手する。
 JA全農の神出元一専務は「連携の目的は日本全国で台所に立つみなさんに地元食材のすばらしさ、旬の食材のおいしさをレシピを駆使して伝えてもらうこと。さらにどんな生産者が作っているか、現場に出かけていって体験する企画も考えたい。連携で生み出す価値をつくっていきたい」などと話した。
 ABCの櫻井稚子社長は「徹底的に国産、地産地消に切り替え国産食材の知識を情報発信していく場にしていきたい。日本には本当にいい食材がある。その価値を見極める力をつけることが農業を守るきっかけになると思う。農業者が自信を持って売れるように、私たちは自信を持って調理できる仕組みを考えていきたい」と話した。

(写真)事業連携に調印した神出JA全農専務(左)と櫻井ABC社長

東京の農業をピーアールする野島さん(右)と澤井さん この日はデモンストレーションの料理教室が開かれ100人が参加。東京産の豚肉、いちごなどを使った料理のほか、会場には、JA東京中央とJA八王子の協賛で産地直送のマルシェも設営された。
 参加者には世田谷でいちご生産している野島菊美さん(JA東京中央)とJA八王子パッションフルーツ生産組合の澤井孝之組合長が料理教室への参加者に東京の農業、農産物について紹介した。
 
(写真)東京の農業をピーアールする野島さん(右)と澤井さん

 

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