人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
240401・ニッソーグリーン マスタピース水和剤SP
JA全中中央①PC
JA全中中央SP

移住希望者に無料で農業体験 曽於市移住応援プロジェクト2015年8月24日

一覧へ

 曽於市移住応援プロジェクト(鹿児島県)は、農村地域への移住を希望する曽於市外の人たちに、4月から農業体験ができる宿泊プランを提供している。曽於市の自然や観光地を知ってもらい、移住検討の判断材料にしてもらうことがねらい。体験費用は曽於市が全額負担する。

たからべ森の学校での農業訓練 宮崎県との県境に位置する鹿児島県曽於市で、田舎暮らしを体験できるプロジェクトが実施されている。市内観光や農業体験、地元料理が味わえるという内容で、2泊3日、6泊7日、1か月の3つのコースから選んで参加する。地元料理は野菜の入った田舎料理で、季節によっては猪肉が入ることも。

◆県外からの移住、すでに2人

 このプロジェクトは、3年前から行われている「たからべ森の学校」(職業訓練施設)の農業人材育成科に東京や大阪など県外からの問い合わせが多かったことがきっかけで設立された。
 実際に県外から移住した人は、学校の農業訓練に通っていた卒業生が2人いる。
 移住を決めた場合は、たからべ森の学校で訓練を受けたり、曽於市に住んで、勤務先は車で30分で通える宮崎県都城市にしたりと自分に合った生活スタイルを考えることができる。キャリアコンサルタントに相談しながら、安定した就業と定住を目指す。
 住居に関しては、プロジェクトのホームページで空き家情報を提供をする予定。


◆「田舎で農業をしたい」問い合わせは若者多い


nous1508240302.jpg 農業人材育成科の受講に関する問い合わせは、20代や40~50代が多い。
 職業訓練の定員15人のうち現在、半分は曽於市在住、それ以外は宮崎や鹿児島など曽於市外から来た人が集まっている。農業訓練の卒業生のうち、現在も農業に携わっている人は12人で、農業生産法人や農業試験場、新規就農などで働いている。
 学校の訓練期間は6か月で、基礎知識(座学)や実習などを行う。特徴は、パソコンも同時に学べる点で、日誌入力や栽培管理、販売実習を行う際のPOP作成やネット販売のページ作成を高年齢の訓練生に対するケアも含めて行っている。
 栽培実習は、地域で栽培しているものを取り入れ、ニンジンやダイコンといった根菜類をはじめ、甘藷などの芋類、ハクサイなどの葉野菜、トマトなどの果菜など、多品目の野菜を露地栽培で育てている。聖護院大根などの伝統野菜の栽培に挑戦することもある。
 田舎暮らし体験も同じ学校で行うため、体験内で扱う栽培作物などに大きな差はない。

(写真)たからべ森の学校での農業訓練


◆曽於市の農業産出額は345億円

 曽於市は平成17年度の農業産出額が345億円で、全国で9位になっている。農業産出額の過半を畜産業が占め、飼料作物や野菜などを栽培する農業が続く。総農家数はここ10年の間に23%減少。大規模農家の増加などで農業経営の効率化が図られている。
 畜産は初期費用が高く、一人で始めることは難しいが、耕種農業は個人でも初期費用を抑えて始めることができる。田舎暮らし体験では、実際に就業を考えるときの支援として、農業を含めた体験が行われている。
 今後、移住者が増えれば、耕作放棄地や空き家の利用も検討している。

nous1508240301.jpg

※曽於市までの交通費・曽於市滞在期間中の宿泊費・食事(朝・夕食)は体験費用に含まれていないため各自で負担する。
曽於市のホームページ
曽於市移住応援プロジェクトのホームページ

重要な記事

241025・東芝ライテック:右上長方形SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る