「第3回食品産業もったいない大賞」 鮮度保持フィルムで 三井化学東セロ(株)2016年2月3日
三井化学(株)の子会社、三井化学東セロ(株)の鮮度保持フィルム製造販売による食品ロス削減の取組みが、(一社)日本有機資源協会が主催する「第3回食品産業もったいない大賞」で農林水産大臣賞を受賞し、1月29日に東京都内で表彰された。
三井化学東セロ(株)の機能フィルム製品のスパッシュは、青果物などを長持ちさせる効果があり、流通段階だけでなく、一般家庭でも繰り返し使える。そういった点が評価され、同賞の受賞につながった。
三井化学グループは、今後も新たな鮮度保持ソリューションを提供し、フードロス・廃棄削減に取り組むとしている。
食品産業もったいない大賞は農水省協賛のもと、食品産業の持続可能な発展に向け、地球温暖化・省エネルギー対策などで実績を上げている企業などを表彰している。
受賞者については以下の通り。
▽農林水産大臣賞(1点)
・三井化学東セロ(株)「鮮度保持フイルムの製造販売による食品ロスの削減」
▽食料産業局長賞(5点)
・味の素ゼネラルフーヅ(株)「スティックミックス商品のコンパクト化による容器包装の軽薄短小化と輸送効率向上、及び『ほっとするエコ』マーク表示による消費者への伝達」
・(株)長野地方卸売市場、長野卸売市場協同組合「食品を大切に:市場一体となって、生ゴミの減量化等をはじめとした『環境型社会』に挑戦~日本一美しい市場を目指す~」
・甲陽ケミカル(株)「地元水産加工残渣だったカニ殻を利用した健康食品素材等の開発」
・富士電機(株)「高機能保冷コンテナを活用した物流効率化による消費エネルギー削減、並びに包装材使用量削減」
・松本市役所「『残さず食べよう!30・10運動』をはじめとする食品ロス削減の取組」
▽食品産業もったいない大賞審査委員会委員長賞(6点)
・油藤商事(株)「地産地消エネルギー、廃食油をまちのエネルギーに」
・(有)エコ・ネット「〇〇〇が生ハムになっちゃった~エコフィード製造から精肉等の販売まで 食品リサイクルループの構築と地元雇用の創出~」
・大分県立大分東高等学校「リボベジって知っていますか?~再生栽培の野菜を利用することによる生ゴミ減量化~」
・太田油脂(株)「資源循環型事業における、使用済み食用油のバイオディーゼル燃料(BDF)への活用」
・合同会社西友「西友のインフラを活用した規格外野菜の定期的寄付」
・大日本印刷(株)、フジッコ(株)「地球温暖化防止に貢献できる画期的な食品製造システムで作る、美味しいレディーミール」
(写真)カットレタスでのスパッシュ評価、小合三井化学東セロ常務(前列右から2人目)と伊藤農林水産副大臣(同3人目)が出席した表彰式
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