「割高でも国産」が上昇 食の志向2017年3月3日
日本公庫の消費者動向調査
日本政策金融公庫農林水産事業は、1月に実施した28年度下半期消費者動向調査結果を3月2日に発表した。食の志向は「健康志向」が44.1%と前回よりも2.5ポイント上昇し、13半期連続でトップとなった。「割高でも国産品を選ぶ」も2.7ポイント上昇し64.1%となった。
消費者の食の志向のうち「健康志向」は44.1%で「安全志向」も前回より2.2ポイント上昇し21.9%となった。一方、「経済性志向」は前回より0.1ポイント低下し35.2%、「簡便化志向」も1.4ポイント低下し30.2%、「国産志向」も1.0ポイント低下し17.3%となった。
世代別では20代が「簡便化志向」で上昇し、今回の調査では1位(41.3%)となった。40代では「経済性」が1位(42.2%)、50代では「健康志向」が1位(44.0%)となり、年齢が上がるにつれて健康志向の比率が高くなった。
食料品の購入時や外食するときに国産かどうかを気にかけるかを聞いたところ、食料品の購入時に「気にかける」は3.8ポイント上昇して80.4%となったが、外食時は4.2ポイント低下して33.9%となった。両者の回答割合の差は、調査開始以来、最大となったという。
輸入食品とくらべ、どのくらいの価格レベルまでなら国産食品を選ぶかを聞いたところ、「割高でも国産品を選ぶ」は2.7ポイント上昇して64.1%で調査開始以来3番目に高い結果となった。
一方、「3割高を超える価格でも国産品を選ぶ」は0.7ポイント低下し18.3%となり、高すぎる国産食品は敬遠される傾向がうかがえた。
調査は今年1月1日~15日まで。インターネットによるアンケート調査で全国の20歳代~70歳代の男女2000人(男女各1000人)に対して実施した。
重要な記事
最新の記事
-
震災から1年 能登復旧遅れ 倒壊家屋なお 地域喪失 他人事でなく(2) ジャーナリスト・青木理氏【2025国際協同組合年 どうする・この国の進路】2025年1月8日
-
農政 大転換の年へ 江藤農相2025年1月8日
-
米を民間輸入 卸「関税払ってもペイする」 背景に深刻な不足感2025年1月8日
-
鳥インフル 米カンザス州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月8日
-
売り切れ必至の人気商品「"のむ"りんご」 JAタウン「おらほの逸品館」で販売開始 JA全農あきた2025年1月8日
-
農林中金 農業経営の情報プラットフォーム「AgriweB」を子会社2025年1月8日
-
適正な価格形成に向け消費者に情報発信 全農賀詞交換会2025年1月8日
-
栃木米アンバサダー U字工事が登場「とちぎの星」PRイベント開催 JA全農とちぎ2025年1月8日
-
「冬土用未の日」で新たなマーケット創出へ 企業・団体と連携 JA熊本経済連2025年1月8日
-
100周年記念キャンペーンを開催 井関農機2025年1月8日
-
食料自給率向上へ 新ブランド『和小麦』立ち上げ Pasco2025年1月8日
-
茨城県桜川市発「霞ヶ浦キャビア」で地方創生と農業の未来を拓く挑戦 クラファン開始2025年1月8日
-
「第21回都市農業シンポジウム」開催 東京都日野市2025年1月8日
-
「AJINOMOTO オリーブオイル」シリーズ400g瓶 容器を軽量化 JOYL2025年1月8日
-
特産品「蔵出しみかん」新パッケージ『冬眠みかん』で市場拡大 和歌山県海南市2025年1月8日
-
2025年賀詞交歓会 クロップライフジャパン2025年1月8日
-
障がい者の社会参加と農業の人手不足解消へ 収穫ロボット技術活用 AGRIST2025年1月8日
-
感染症の早期診断に貢献する抗原迅速診断キットなど紹介 広報誌『The Denka Way』発行 デンカ2025年1月8日
-
メロンと和の甘味の冬パフェ 8日から登場「果房 メロンとロマン」2025年1月8日
-
「令和6年度INACOMEビジネスコンテスト」本選大会を開催 パソナ農援隊2025年1月8日