惣菜管理士養成研修スタート 日本惣菜協会2019年10月4日
(一社)日本惣菜協会は10月1日、新カリキュラム「惣菜管理士養成研修」を開講。全国で3666人が資格取得に向け受講をスタートした。
惣菜管理士養成研修は、食産業に携わるすべての人に向けた業界の人材育成を目的として、食品の製造工程を通じて"食品に関する総合的な知識"を体系的に学べる通信教育として認知が広まっている。
惣菜管理士は、惣菜業が産業として発展するために人材育成が必要不可欠であるという業界の要望を受け、1993年から資格試験制度が始まった資格。
今期の養成研修申し込みは、惣菜製造業だけでなく、食に関連する様々な企業から3666人の申し込みがあった。その級別の内訳では、一級635人、二級1080人、三級1951人。また、今回の養成研修には、77社(131人)の新規取り組み企業があった。
社会環境の変化とともに、惣菜・中食市場は10兆円を超える市場(10兆2518億円・『2019年版惣菜白書』)に拡大した。消費の多様化とともに、現在の食品産業においては、食品衛生法や食品表示法などの法改正や、HACCPやGAPなど食のグローバル化の進展に伴う「世界基準の安全性」など、業界に求められる役割や要望は変化し、ますます高度なものになっていくと考えられる。
こうした時代の変化に対応していくためには"人材育成"が重要であり、同協会は「惣菜管理士」の普及を通じて、業界の人材育成を支援している。
今年10月開講の養成研修からカリキュラムを大幅に改訂し、惣菜を含む食品の開発・製造・加工・流通・企画・販売に関する知識を、より学びやすく体系的に取得できるものとした。「三級」は新カリキュラムでの受講がスタートした。
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