顧客評価と栽培データ統合で収量予測システム構築へ 食べチョクとアグリパレット連携2020年2月25日
こだわりの生産者から直接食材を買うことができるオンラインマルシェ「食べチョク」を運営するビビッドガーデン(東京都港区)は、一気通貫型のIoTサービスを提供するMomo(兵庫県神戸市)が提供する農業向けIoTキット「Agri Palette(アグリパレット)」と連携した。農作物ごとの顧客からの評価と栽培データの統合を通して予め収入を予測できるデータドリブン農業の構築をめざす。
(イメージ)
「食べチョク」は、こだわり生産者から直接食材を買うことができるオンラインマルシェ。750以上の登録生産者の食材ごとの顧客評価をデータ化している。一方、「Agri Palette」は、農作物に必須の土壌と空気、日照量のデータを畑から取得し、受信機を通じてウェブ上のデータベースに記録し、アプリで可視化するセンサーシステムで、品質、収量、収穫時期のコントロールが可能になる。
今回の連携では、「食べチョク」で高い評価を得た農家に「Agri Palette」を導入することで、顧客からの評価と栽培データ(土壌EC・温度・水分・土壌Ph・CO2・日照量・温湿度・位置情報)を統合し、あらかじめ評価を想定できるシステムの構築をめざす。
今回の取り組みを先駆けとして、今後は他センサリングサービスをはじめ、様々な企業とのデータ連携を進めていく。
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