「サステナビリティ」内容まで知らないは25% サステナビリティに関するアンケート調査2020年4月15日
インターネット調査を中心に提供する伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコム(東京都千代田区)は、「サステナビリティ(持続可能性)」に関するインターネット調査を3月1日~5日にかけて実施。1万251件の回答を集めた。
「サステナビリティ」(持続可能性)は、環境、社会、経済面で将来に渡って世の中をよりよい状態に保ち続けること。その認知について聞いたところ、「どのようなものか、内容を知っている」が21.0%、「聞いたことがあるが、どのようなものか知らない」が25.4%となった。女性の30、40代では、「知らない」が各6割強みられた。
また、サステナビリティに関心がある層は4割で、関心がない層は3割。男性40代でやや高くなった。
◆サステナビリティに関連する事柄の認知
サステナビリティに関連する事柄で内容を知っているものについて複数回答で聞くと、「ロハス」「フェアトレード」「SDGs(エスディージーズ)」が各2割強。「SDGs」は男性、「フェアトレード」「ロハス」は女性で比率が高くなった。なお、「ロハス」は、10、20代で低い傾向だった。
◆SDGsの中で重要だと思うもの
「SDGs」は、経済、環境、社会における持続可能な開発を目指す17の国際目標。SDGsの中で重要だと思うものを複数回答で聞いたところ、「すべての人に健康と福祉を」「安全な水とトイレを世界中に」「気候変動に具体的な対策を」「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」が各30%台。また、「安全な水とトイレを世界中に」は女性、「ジェンダー平等を実現しよう」は女性の10~30代、「気候変動に具体的な対策を」は高年代層で比率が高くなった。
◆エシカル消費の観点で行っていること
「エシカル消費」とは、環境、社会、地域などに配慮した製品・サービスを選んで消費すること。エシカル消費の観点で行っていることを複数回答で聞くと、「食品ロスを減らす」が42.2%。また、「エコバッグを使う、レジ袋は使わない」が35.6%、「長持ちする商品を買う」「地産地消」「省エネや節電・節水などを心がけた生活をする」が各20%台だった。
◆サステナビリティを重視する企業・ブランドへの意識、利用意向
サステナビリティを重視する企業・ブランドであることを意識して購入・利用する層は3割弱。60、70代で高い傾向だった。一方、意識しないで購入・利用する層は4割弱。女性の10、20代では5割強となった。
サステナビリティを重視する企業・ブランドの商品・サービスを購入・利用したいと思う層は5割弱。女性高年代層で比率が高く、女性50~70代では6~7割。一方、男性10~40代では各3割強だった。
なお、回答者に、環境・社会・経済の面で持続可能な社会の実現のために個人で行っていることを聞いたところ、「ごみの分別を徹底し、職場に水筒を持参してペットボトル飲料を可能な限り買わないようにしている」(男性33歳)、「レジ袋は使わないよう常にマイバッグを持ち歩いている」(男性49歳)、「何事においても足るを知るの精神で、過剰なサービスや機能を求めない」(男性55歳)、「詰め替えがある商品は詰め替え商品を購入している」(女性38歳)などのコメントが寄せられた。
重要な記事
最新の記事
-
(394)Climate stripes(気候ストライプ)【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月26日
-
地域医療の実態 診療報酬に反映を JA全厚連が決議2024年7月26日
-
取扱高 過去最高の930億円 日本文化厚生連決算2024年7月26日
-
【人事異動】JA全厚生連 新理事長に歸山好尚氏(7月25日)2024年7月26日
-
【警報】果樹全般に果樹カメムシ類 県下全域で最大限の警戒を 鳥取県2024年7月26日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2024年7月26日
-
今が旬の「夏酒」日本の酒情報館で提案 日本酒造組合中央会2024年7月26日
-
ヤンマーマルシェ、タキイ種苗と食育企画「とりたて野菜の料理教室」開催 カゴメ2024年7月26日
-
「ごろん丸ごと国産みかんヨーグルト」再登場 全国のローソンで発売 北海道乳業2024年7月26日
-
物価高騰が実質消費を抑制 外食産業市場動向調査6月度2024年7月26日
-
農機具王「サマーセール」開催 8月1日から リンク2024年7月26日
-
能登工場で育った「奇跡のぶなしめじ」商品化 25日から数量限定で受注開始 ミスズライフ2024年7月26日
-
東京・茅場町の屋上菜園で「ハーブの日」を楽しむイベント開催 エスビー食品2024年7月26日
-
鳥インフル 米国オハイオ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年7月26日
-
大玉すいか販売大幅減 小玉「ピノ・ガール」は前年比146.8% 農業総研2024年7月26日
-
千葉県市原市 特産の梨 担い手確保・育成へ 全国から研修生募集2024年7月26日
-
水産・農畜産振興 自治体との共創事例紹介でウェビナー開催 フーディソン2024年7月26日
-
新規除草剤「ラピディシル」アルゼンチンで農薬登録を取得 住友化学2024年7月26日
-
自由研究に「物流・ITおしごと体験」8月は14回開催 パルシステム連合会2024年7月26日
-
高槻市特産「服部越瓜」の漬け込み作業が最盛期2024年7月26日