ふるさと納税でコロナ禍の事業者支援が8万件突破 ふるさとチョイス2020年6月19日
国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクは6月17日、同サイトを活用した新型コロナ感染拡大の影響を受ける事業者支援への寄付が8万件を突破したと発表した。
同社は、新型コロナウイルス被害を受ける事業者に寄付し、そのお礼の品をもらって支援するプロジェクトを3月4日に開始。6月15日時点で寄付件数が8万3000件に達し、449自治体、2646事業者が同プロジェクトの支援を受けている。
全国の自治体で、コロナ禍の事業者を支援するためのお礼の品が誕生しており、地域の垣根を越えた事業者同士の支援も実現。北海道東川町と鹿児島県大崎町が北と南の特産品でコラボレーションした「東川米×大崎鰻 東川米とあわせる贅沢うなぎグルメギフト」や、福井県坂井市と同あわら市による、「米・若狭牛・卵・旬野菜・加工品の詰め合わせセット」などが生まれた。
業種の垣根を越えた事業者同士の支援もあり、山形県天童市の返礼品のさくらんぼは、人手不足で悩む観光果樹園が、観光客減少で打撃を受ける天童温泉の従業員に、さくらんぼの収穫を手伝ってもらうことで、両者を支援できる取り組みとなった。
また、三重県多気町では事業者支援のために始まった新しい取り組みとして、新型コロナウイルスの影響を受けている畜産農家や肉事業者を支援する「松阪牛がつなぐ絆プロジェクト」を実施。寄付することで子牛の導入補助金など松阪牛の振興に利用される。
コロナの影響を受け新たに誕生した返礼品として兵庫県西脇市では、同市の料飲組合が飲食店や、 農家を応援するため、同市出身の歌手トータス松本が、2010年に地元で行ったライブの際に販売したどんぶりを復刻。返礼品として「おうちでつくるトータス丼セット(5食分)」を企画した。
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