普段最も食べる野菜は「キャベツ」 サラダクラブが「サラダ白書2020」を公表2020年8月18日
株式会社サラダクラブ(東京都調布市、金子俊浩代表取締役社長)が発表した最新版の「サラダ白書」によると、普段最も多く食べている野菜は「キャベツ」であることが分かった。
8月31日の野菜(8・3・1)の日に合わせ、2010年以降、毎年実施しているサラダの食文化の把握を目的とした年次調査の結果を白書の形にまとめているもの。パッケージサラダの認知や利用経験、購入経験について定点観測を行っているもので、不足しがちな野菜の摂取に必要な課題の一端が垣間見える。
今回の対象は全国の20~69歳の男女2059人で、設定したテーマトピックスは、「キャベツと千切りキャベツ(パッケージサラダ)に対する意識」。
それによると、好きな野菜のベスト3はジャガイモ(67%)、玉ねぎ(65%)、キャベツ(65%)である一方、普段、最も食べている思う野菜のトップはキャベツ(21%)だった。
好きな野菜上位3つが僅差だった半面、実際に最も食べていると思うキャベツは、2位の玉ねぎ(15%)、3位のトマト(10%)をやや引き離している。ブロッコリーは好きな野菜としては14位と比較的下位にあるが、実際に食べていると思われる野菜のうち、4位ジャガイモ(7.2%)、5位ねぎ(6.0%)に次ぐ6位(5.7%)だった。
キャベツを食べる理由で最も多いのは「いろいろな料理に使えるから」(43%)で、「調理が簡単だから」(32%)、「味が好きだから」(31%)が続いている。「ダイエットのため」とする声は全体としては7.3%と多くないが、20代の女性のみ19.0%と際立って高い傾向が表れている。
キャベツ1玉の値段として適切と思う人が最も多かったのは「100~119円」(33%)で、「140~159円」の価格帯になると、適切と感じる人と高いと感じる人の割合が逆転。高いと感じ始める価格帯として最も多く人が選択したのは「200~219円」(22%)だった。
一方、パッケージ化された千切りキャベツをこの1年間で購入したかどうかを尋ねると、過半数(53%)が「購入した」と回答。男性(50.6%)より女性(54.7%)に購入経験があり、女性のうち30代(56.3%)、20代(53.9%)、50代(51.2%)で過半数を占めている。
パッケージサラダの購入理由は「すぐに食べられるから」(64.5%)が突出して高く、その中でも女性の40代(74.8%)と50代(70.4%)が際立って高い傾向を示した。
購入後の用途としては、「サラダとして」(87%)が他の理由を引き離し、2位の「揚げ物などの付け合わせとして」(39.4%)に大きく水をあけている。
パッケージ化された千切りキャベツに求めることで最も多かったのは「新鮮なこと」(52%)で、「洗わずにそのまま食べられること」(48%)、「国産の素材を使用してること」(34%)、「袋を開けたときに変なにおいがしないこと」(28%)などが続いている。
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