ストレスのない県1位 男性は青森県、女性は鳥取県 ストレスオフ県ランキング2020年8月27日
(一社)ストレスオフ・アライアンスは、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言明けの7月23日から7月27日にかけて全国10万人の男女(20~69歳の男女各5万人)に「ココロの体力測定」調査を実施。「ストレスオフ県ランキング2020」を発表した。
調査によると、ストレスのない県の1位は、男性が「青森県」で、女性は、「鳥取県」が2年連続で3度目の1位だった。2016年に初のストレスオフ県1位になって以降、鳥取県ではストレスオフを推進し、女性にとって暮らしやすい環境の維持に努めているという。さらに、恵まれた自然環境や、コーヒー県として知られるコミュニケーション文化などさまざまな要因から、コロナ自粛後の今も低いストレスオフ指数を維持できていると考えられる。
◎全国平均より低ストレス者は多く、高ストレス者は少ない傾向
「ココロの体力測定」調査では、厚生労働省のストレスチェックB基準に照らし合わせ、回答者のストレスレベル割合を算出。第1位だった青森男性と鳥取女性は、全国平均と比較し「低ストレス者(39点以下)」の割合が多く、逆に「高ストレス者(77点以上)」割合は少ない傾向となっており、高いストレスオフ指数に貢献しているようだ。
◎新型コロナウィルスへの不安度は、鳥取女性は首都圏女性の半分以下
今回は、東京で新型コロナウィルス陽性者数が100人台後半で推移していた7月23~27日の調査。首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)では、「不安がほとんどいつも」が男性10.5%、女性15.6%であったのに対し、青森男性は6.2%、鳥取女性に関しては7.5%と半分以下だった。
◎コロナ自粛生活に関連する生活への不満が少ない
新型コロナによる自粛生活の中で生活への不満度に関連する項目を見ると、全国平均と比べ青森男性は「自粛期間後の勤務形態」「職場や自宅の協力体制」への不満が少ない傾向だった。同社の研究では、「通勤」が現代人のストレスに大きな影響を及ぼしており、通勤を含め、仕事にまつわる事柄のストレスの少なさが青森男性のストレスオフ県第1位に貢献している可能性があるという。
一方の鳥取女性は、全国平均と比較して「現在の健康状態」への不満がもっとも少なく、コロナ自粛期間は運動不足を感じている人が多かった中、体調を維持できていることを示している。
◎積極的に行っているリラックス方法には地域性も
緊急事態宣言期間中は外出もままならず、特に不自由さを感じた時期でもあった。そんな中、青森の男性・鳥取の女性ともに積極的なリラックス方法が、「温泉」だった。
青森男性が全国男性と比較し積極的に行っているリラックス方法は「BBQ」や「ドライブ」などの気晴らしや、「ガーデニング」「日曜大工・DIY」といったおうち時間を楽しむ方法。
コミュニケーションを大事にしている鳥取女性は、「同性の友人との食事」が徐々に再開できていることも、リラックスにつながっているといえそうだ。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
変革恐れずチャレンジを JA共済連入会式2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
「八百結びの作物」が「マタニティフード認定」取得 壌結合同会社2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日