IoTで水耕栽培管理、高齢者見守りなど発表 学生向けハッカソン開催2020年8月28日
(株)ソラコムは8月25日、8月に開かれた学生向けハッカソンイベント「SORACOM Summer Challenge 2020」で、ファイナリストによる成果発表会を開催。グランプリに「冷蔵庫を用いた高齢者見守りシステム」が選ばれた。
同社は、昨年実施したサマーインターンの受け入れは行わず、今年は代わりにオンラインで参加できる学生向けハッカソンイベント「SORACOM Summer Challenge 2020」を開催。同イベントでは、「暮らしを豊かにする IoT システム」のアイデアを考え、10日間という短期間で形にし成果を見せ合う。参加者には、同社から、センサーユニット、ボタンなどのIoTデバイス、およびSORACOMプラットフォームサービスを無料で提供している。
同イベントには、大学や高専の学生が参加し、短期間でさまざまなアイディアが実現。選考の結果、水耕栽培の自動管理、高齢者の自宅見守り、冷蔵庫を用いた見守り、感染症防止のため換気状態計測装置などのアイディアを実現した、4人のファイナリストが選ばれた。
8月25日に開かれた「ファイナリストによる成果発表会」では、制作者自身が、制作の背景や工夫した点、注目ポイントなどが紹介。その結果、「1万円で作る冷蔵庫と連携した高齢者の見守りシステム」がグランプリを受賞した。
同社CEOの玉川憲氏は、「いずれの作品も2週間で作ったとは思えない程、素晴らしいIoTシステム。成果発表会では、わかりやすく熱意を持ってプレゼンテーションしていただき、発表者のものづくりへのパッションを感じた。この世代の皆さんが、IoTのテクノロジーとパッションを持って、世の中を良い方向に変えていくだろうと感銘を受けた」と話した。
ハッカソン参加者からは「作ってみて楽しかった」「サービスを創るプロセスを経験できた」「個人制作でもセルラー通信が簡単に利用できることを肌で感じた」と言った声が寄せられた。
成果発表会
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