前月比2.8ポイント減 9月の消費意欲指数 博報堂生活総研2020年8月28日
博報堂生活総合研究所は、来月の消費予報として9月の消費意欲指数を発表。8月に引き続き低下傾向で、「外」の消費への意欲は高まっていない。
調査は、20~69歳の男女1500人を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表した。
9月の消費意欲指数は前月比マイナス2.8ポイントで、8月に引き続き低下。また、前年9月の消費意欲指数は、消費税増税直前で高い指数であったため、前年比でみてもマイナス3.0ポイントの落ち込みとなった。
消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、コロナ禍に関連した回答のうち、消費にポジティブな回答は前月から47件減少。一方、消費にネガティブな回答は56件増えている。内訳をみると、消費にポジティブな回答では「自粛の反動で外出・買物がしたい/我慢していた消費をしたい」、「ボーナスや給付金などで金銭的な余裕がある」などの減少が目立った。
一方、消費にネガティブな回答では「コロナが怖いので出かけたくない/意欲がわかない」、「コロナで外出・買物ができない」などが増加しており、長期化するコロナ禍で、消費意欲の低下が続いている。
特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合は22.1%で、前月比マイナス3.8ポイント、前年比マイナス5.0ポイントとなり、消費意欲指数と同様に、前月比・前年比ともに低下した。
内訳をみると、前年と比べて20件以上減少しているのは16カテゴリー中9カテゴリー。そのなかでも「外食」「レジャー」「旅行」「ファッション」など、外出に関連したカテゴリーが減少しているのが今年の特徴。また、これらのカテゴリーは前月比でみても大幅に減っており、シルバーウィークを控える9月だが、「外」の消費への意欲は伸び悩むことが予想される。
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