「豆苗」前年同月比145% 月間売上初の10億円超え 村上農園2020年9月9日
(株)村上農園は、8月の売上高が過去最高の10億3700万円を記録し、月間売上で10億円を初めて超えた。特に主力商品の「豆苗(とうみょう)」が、野菜価格の高騰と巣ごもり需要で急伸し、豆苗単独でも過去最高の出荷量となった。
使用後、根元部分を水に浸しておくと再生する

豆苗は、えんどう豆の若菜でシャキシャキとした食感が特長の緑黄色野菜。植物工場で生産しているため、天候に左右されず一年を通して出荷でき、価格も安定している。今夏は、長雨と日照不足、その後の猛暑によって野菜価格の高騰が長期化したこともあり、"家計のお助け野菜"として需要が高まった。
また、豆苗には調理で残った根元部分を水に浸しておくと新しい芽が育つ「再生栽培」という特長がある。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続き、自宅で過ごす時間が増えたことで、手軽にできる家庭菜園として豆苗への注目度がアップ。同社ウェブサイトの再生栽培のコツを紹介するページへの訪問者も増え、今年3月〜8月までの半年間でページ訪問者数は、前年同期比約160%に伸びた。
村上農園では、豆苗の需要が今後も伸びると予想し、2021年中に新たな生産施設を宮城県に開設するなど、生産体制を強化していく。
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