道外初の発表会を開催 よつ葉乳業2020年9月25日
よつ葉乳業は東京で初となる「2020年秋季新商品発表会」を9月24日、JAビル内の農業・農村ギャラリーミノーレで開催。北海道産乳原料にこだわり新たな価値を付与したヨーグルト製品5品を発表した。
発表された秋季新商品
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新商品発表会では営業統括部商品開発グループの東原輝昭部長が登壇し、新商品の開発背景について説明。TPP11や日欧EPAなど貿易自由化は急速に進展し、海外製品とのさらなる競合が予測される中、秋季新商品では、北海道産乳原料を使用しバターを作る際に生じる乳素材「バターミルク」を新たに活用した「北海道 バターミルクヨーグルト」(100g、149円)をはじめ、北海道産乳原料で作ったヨーグルトを濃縮することでミルクタンパク質を高めた「よつ葉 のむヨーグルト+ ミルクプロテイン」「同 砂糖不使用」(各250g、237円)、さらに「よつ葉 のむヨーグルト」「北海道濃厚ヨーグルト」から、国産みかん&ゆずの期間限定フレーバー2品(のむヨーグルト250g、172円/北海道濃厚ヨーグルト80g、159円)を10月1日から発売し、ヨーグルトシリーズのラインナップの強化を図る。東原部長は「新たな価値を付与した商品や新フレーバーの展開により、新しい需要を創出したい」と秋季新商品に期待を込めた。
事業概況では2019年度売上高は1076億円となり、業務用・家庭用の売上比率は7:3となった。購入乳量は71万7000tで道内生産量の約18%、全国生産量の約9%を占める。各種協定発効に伴うグローバル化への対応では、事業構成の見直しを進める中期経営計画を2017年度からスタート。開始当時は業務用75:家庭用25だったが、昨年度の売上構成比は業務用71:家庭用29と家庭用が伸長。中計最終年度である2022年度には業務用65:家庭用35を目標としており、業務用を維持しながら家庭用の構成比を高める方針を示した。その一環として、千葉の東京工場に設備投資を行い家庭用の拡大を目指す。
酪農情勢については、平成11年に851万3000tだった生乳生産量は令和元年には736万2000tに減少。約10年前から北海道が都府県の生産量を上回った状態が続いているが、同社は今後も北海道が占める割合が高い現状が続くと予測している。
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