食品ロス削減と障がい者雇用拡大へ 地元農作物のクッキー発売2020年10月16日
障害者雇用を手掛けるパーソルサンクスが運営する「よこすか・みうら岬工房」と「よこはま夢工房」は、横須賀産の野菜・果物を使用したクッキーの製造・販売を開始。出荷できなかった農作物を有効活用し、地元の農作物の食品ロス削減と障害者雇用の拡大をめざす。第1弾は、バターナッツかぼちゃを生地に練り込んだクッキーで、10月19日から販売する。
横須賀の地元産バターナッツかぼちゃを有効活用している
よこすか・みうら岬工房は、地元農家の労働力不足解消と、障害者雇用の拡大を同時実現させる農福連携をめざし、以前から「販売・出荷できなかった農作物を有効活用したい」という地元農家の声が集まっていた。
今年は新型コロナウイルスの影響により、収穫体験に訪れる観光客が激減、さつまいも、いちご、みかんなどが大量に残ってしまうことが想定されている。一方、同工房では、雨などの悪天候時には予定していた農作業が実施できないこともあり、天候に左右されない仕事の創出を考えていた。そこで、農作物をパウダー化すると、サイズや傷などは気にならず素材の味を楽しめることに注目。クッキーの原材料のミキシングから焼き上げ、包装に至るすべての工程を障害のある社員が分担して製造する「よこはま夢工房」と連携し、地元の農作物を活用したクッキーの製造を考えた。
この取り組みにより、「よこすか・みうら岬工房」は、室内でも作業が可能な農作物の受け入れ、選別、洗浄など新しい仕事を創出し、障害のある社員が活躍できる業務の多様化も同時に達成することをめざしている。
パーソルサンクス 事業本部 神奈川事業部 部長兼よこはま夢工房 マネージャーの小熊正樹さんは「障害のある社員の得意なことを掛け合わせて生まれた相乗効果によって、みんなを笑顔にできる。これを社員全員で体感できるように日々仕事に向き合っています」と話している。
第一弾は7月~8月に収穫された、地元産バターナッツかぼちゃを使ったクッキー。1か月間熟成させて糖度が25%(外部検査による)アップしたバターナッツかぼちゃをクッキーの材料として活用し、10月19日から販売する。販売は横浜市南区の「パーソルサンクスよこはま夢工房」のほか、電話やメールでのご注文も可能。
バターナッツかぼちゃのクッキー
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日