「ジャパンチーズアワード」しあわせチーズ工房がグランプリ受賞2020年10月22日
NPO法人チーズプロフェッショナル協会(CPA)は10月17日、優れた国産ナチュラルチーズを表彰する「ジャパンチーズアワード2020」を東京・千代田区の神田スクエアで開催。全国78の工房から選りすぐりのチーズ233種類が出品され、「加熱圧搾/6カ月以上部門」に出品された「しあわせチーズ工房」(北海道)の「幸(さち)」がグランプリを獲得した。表彰式は12月1日に東京・新宿のルミネゼロで実施する。
グランプリを受賞したしあわせチーズ工房の「幸」
同アワードは、国産ナチュラルチーズの生産者を応援し、生産者と消費者をつなぐプロジェクトとして2014年にスタート。国産ナチュラルチーズの最高峰を決めるコンテストとして2年に一度開催しており、4回目となる今年は、全国78の工房から選りすぐりのチーズ233種類が出品された。
審査は「チーズプロフェッショナル」の資格を持つ、同アワード専門の研修を修了した81人が担当。厳正な1次審査で選ばれた各カテゴリー上位のチーズは、24人の審査員によるグランプリ審査により、「加熱圧搾/6カ月以上部門」に出品された、「しあわせチーズ工房」の「幸」がグランプリを獲得した。
また、「フレッシュ・リコッタプレーン」「ソフト白カビ」「青カビ」などの各カテゴリーで、高い評価を得たチーズから選出される部門賞を19工房、21点のチーズが受賞。結果発表の様子は、同日18時からCPA国産チーズ特設Webサイト「CheeseFun!」とCPA公式YouTubeでライブ配信された。
結果発表の冒頭、CPAの本間るみ子会長は新型コロナウィルス感染症の影響によって出品者が出席できず、オンライン中継での結果発表となったことに触れ、「本来であれば応募された方が集まり、和気あいあいと発表されていたと思うと残念でなりませんが、関係者のみでの開催になるにも関わらず、工房の皆さんは真摯に受け止め、出品してくださいました」と感謝を述べた。また、「ジャパンチーズアワード2020」の結果について「(部門賞で)金賞を受賞した工房は、過去にも受賞した経験がある優秀な生産者も多いが、新しい工房も複数あった。チーズを作る技術だけでなく、牛や山羊の健康や環境を管理しながらチーズを作っていることが、チーズの表情を見るだけで伝わってくるようなコンクールだった」と講評。グランプリを獲得した、しあわせチーズ工房の「幸」については、「見るからに外皮はキレイで、中が黄色くて、青草を食べた牛たちが放牧された時に作ったものかと想像が膨らんだ」とコメントした。
審査結果
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