産学連携でグルテンフリーの米粉麺「う米めん」を開発 工学院大学2020年10月23日
工学院大学は、アルファ電子(株)と米粉麺の「う米めん」(うまいめん)を開発した。小麦を使わないグルテンフリー麺で、高アミロース米を使うことで血糖値の上昇を抑える効果もあり、小麦アレルギーのある人も安心して食べられる。
玄米太麺のジェノベーゼパスタ
「う米めん」は、動物性原材料、化学調味料などを含まない体にやさしい無添加食品。グルテンの代わりにデンプンを添加することで、もっちりとした歯ごたえのある食感を実現した。玄米太麺、玄米細麺、白米中太麺、白米細麺の計4種類があり、パスタ・エスニック・和食など食べ方によって使い分けられる。ゆで時間は90秒~3分程度と時短調理が可能でアウトドアにも最適。「う米めん」通販サイトで販売している。
共同開発では、同大学先進工学部応用化学科の山田昌治教授が、試作条件の提案や試作品を分析。食品を評価する分析装置で、食感・香り・粘度などを数値化し最適な材料の配合と製造プロセスを検証し、科学的なアプローチで米粉麺の美味しさを追求した。
家庭で炊飯する機会が減り、米食の消費が低迷する中、米粉由来の麺やパンに注目が集まっている。需要が落ち込む国産の米を使うことで食品ロスを削減し、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に貢献する。
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