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BASFジャパン売上高225億円でトップ 樹脂添加剤市場調査2020年10月29日

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TPCマーケティングリサーチは、樹脂添加剤市場について調査を実施、その結果を発表した。

BASFジャパン売上高225億円でトップ 樹脂添加剤市場調査

2019年度の樹脂添加剤の市場規模は、前年度比0.5%減の2373億5000万円となった。近年は、自動車や建材向け樹脂製品がふるわず、樹脂添加剤の需要は減少傾向にある。さらに2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により、産業業界全体が生産停止、生産縮小に追い込まれ、さらなる苦戦を強いられている。

一方、抗菌・防カビ剤では、新型コロナウイルス感染症の影響で上昇傾向にあり、従来の機能に加えて、抗ウイルス性、耐熱性、耐変色性など、高機能・高付加価値化が加速し、需要は拡大傾向にある。

難燃剤では原料の「ヘキサブロモビフェニル(DBDE)」「短鎖塩素化パラフィン」の使用が規制され、代替品として低毒性製品に注目が集まっている。これを受けてICL JAPANやランクセスなどが低毒性製品の展開を活発化させている。

樹脂添加剤の品目別主要参入企業は90社で、2019年度の国内樹脂添加剤市場(調査対象9品目合計)における企業別売上高は、BASFジャパンが225億円のトップ。同社は、光安定剤は紫外線吸収剤とHALSで国内トップメーカーとなっている。この他、酸化防止剤では2018年4月からウォーターケム社と協業し、国内生産を開始した。

次いで、可塑剤メーカーのジェイ・プラスが同8.8%の208億円。同社は、汎用のフタル酸系を軸にした製品展開を行っている。

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