「第3回日本サービス大賞」で農林水産大臣賞受賞 クラダシ2020年10月29日
社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI(クラダシ)」を運営する(株)クラダシは、「第3回日本サービス大賞」で、農林水産大臣賞を受賞した。
「日本サービス大賞」は、国内で今までにない独創的なサービスや、優れたサービスを表彰するもので、日本のGDPと、サービス産業やサービス化を進める製造業、農林水産業などのイノベーションと生産性向上を促し、地域経済や社会の活性化に貢献することを目的としている。
クラダシは、フードロス商品をインターネットを活用して迅速に消費者ニーズとマッチングさせることで、累計4万品以上を取り扱い、フードロスの発生を大幅に削減。今回はこれまでの取り組みが評価された。
インターネット通販が1次流通、ECのフリーマーケットが2次流通だとすると、クラダシのビジネスモデルは1.5次流通。受賞にあたっては、廃棄されるモノに新しい価値をつけて再流通させる新しいマーケットを創り出し、これまでにない食品ロス削減の仕組みを実現したところが評価された。また、クラダシを利用することで、協賛企業は社会貢献に熱心であるというブランド価値を訴求でき、消費者は手頃な価格で商品を購入しながら社会貢献ができ、社会貢献団体は活動資金が得られるという「三方良し」のスキームを構築。人手不足で収穫ができない農作物を学生インターンシップで助ける支援や、生活困窮世帯に食品を届ける支援など、社会課題の解決に向けた新サービスが、SDGsを推進している点も評価のポイントとなった。
同社の関藤竜也社長は「今後も社会性、環境性、経済性に優れた活動をするソーシャルグッドカンパニーをめざし、コロナ禍で大量に発生している食品ロスを削減するためにも、地方自治体との公民連携協定を進めていく」とコメントしている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日