玄そばの最高峰、本場で旬の「常陸秋そば」を満喫 常陸太田市2020年10月30日
茨城県常陸太田市は、秋の風物詩「常陸秋そば」の新そばが食べられる11月に向けて、その魅力をアピールしている。
最高峰の玄そば
常陸秋そばは、全国の蕎麦職人から最高峰と評価される茨城のブランド品種。実が大きく、粒ぞろいが良く、口に含んだ時の甘味と、芳醇な香りに優れ、このそばを食べに県外から足を運ぶファンも少なくない。
栽培地は茨城県全域で、特に常陸太田市は、水はけの良い傾斜地や昼夜の温度差が大きいことなど、そばに適した条件がそろっており、江戸時代から「そばどころ」として知られている。同市金砂郷北部の山間地に広がるそば畑では、9月中旬に白い花が咲き乱れ、10月半ばに実を収穫。11月には「常陸秋そば」の新そばの季節を迎える。
収穫前のそば
そばの実は収穫された後、乾燥→脱穀という工程をへて「玄そば」(殻の付いた状態)になるが、玄そばは、常温だと味が劣化しやすい農産物で、製粉後は、さらに劣化のスピードが早まる。最近は保存設備も発達し、長期間おいしいそばが食べられるようになったが、収穫したばかりの「新そば」は別格で、新鮮そのもののおいしさが味わえるという。
常陸太田市には、常陸秋そばを提供するそば店が35店以上あり、親から子へと手打ちの技を受け継いで、昔ながらの『田舎そば』をふるまう店が多い。また、そばの栽培から手掛け独自の蕎麦を追求する店や、世代交代を機にそばに未来を託す若い店主の活気あふれる店などもあり、現地でそば店をめぐりながら好みの一店を探す楽しみもありそうだ。
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