植物肉「ミラクルミート」のDAIZと日鉄物産が資本業務提携2020年11月13日
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップのDAIZ(株)は、日鉄物産(株)と資本業務提携に合意した。日鉄物産がこれまで畜産の販売で培ってきたネットワークを介し、ミラクルミートとその加工食品の国内における販売を拡大し、海外に向けても販売パートナーとして展開を進める。
DAIZの植物肉「ミラクルミート」の製造工程
世界的な人口増加と新興国の経済成長でタンパク質の需給がひっ迫すると、これまで以上に食肉価格の高騰が予想されることから、「植物肉」が代替タンパク質として注目されている。これまでの植物肉に使われてきた主原料は大豆搾油後の残渣物(脱脂加工大豆)であるため、味と食感に残る違和感、大豆特有の青臭さや油臭さ、栄養価で肉に見劣りするなどの課題があった。一方、DAIZの植物肉は、原料に丸大豆を使う独自の発芽技術により、これまでの課題を解決している。
業務提携では、丸大豆をそのまま原料としたDAIZの次世代植物肉「ミラクルミート」を主軸とした事業拡大をめざし、植物肉の美味しさを追求する。日鉄物産のグローバルな調達・販売網を活用し、国内外へ「ミラクルミート」を販売。また、「ミラクルミート」を利用した加工食品の共同開発や共同販売が期待されている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日