水田と周辺の6305種を掲載「田んぼの生きもの全種データベース」公開 琵琶湖博物館2020年11月20日
琵琶湖博物館では、「田んぼの生きもの全種データベース」を公開した。桐谷圭治編 (2010)の 「改訂版 田んぼの生きもの全種リスト」を引き継いでデータベース化した増補更新で、日本の水田とその周辺環境で見られる生物6305種を掲載している。
同データベースは、琵琶湖博物館共同研究による「田んぼの生きもの全種リスト」の増補更新と公開システムの構築により行われた研究成果。田んぼで見られる多様な生物分類群を一人で扱える専門家はいないため、それぞれの分類群に詳しい専門家を集め、分担してデータベースの増補更新を進め、現時点で58人が執筆者となっている。執筆者らは、田んぼの生きもの全種の網羅をめざしてきたが、未だ田んぼの莫大な種多様性を十分にカバーしきれていない。同博物館は、日本の田んぼとその周辺環境から確実な記録がある種で、同データベースに掲載されていない種に気づいたら、担当者への連絡を求めており、「『田んぼの生きもの全種データベース』を一緒に増補していきましょう」と呼びかけている。
◎「田んぼの生きもの全種データベース」概略
<データ>
「学名」「和名」「生息場所」「生息場所備考」「食性(寄主)」「稲・田んぼ・水路・ため池との関係」「人間との関係」「分布」「分布備考」「外来種」「渡来時期」「指標」「環境省レッドリスト」「特記事項」「界」「門」「綱」「目」「科」「亜科」「大きさ」「執筆者」「引用文献」「登録日」「更新日」の項目を公開。
<写真>
現時点で727種1021点の写真を掲載
<検索>
フリーワードによる検索のほか、分類群名による検索もできる。
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