国産ドローンとAI診断 ワンストップでサービス提供2020年12月8日
ドローンの販売や産業向けソリューションを展開するSkyLink Japanは、自律制御システム研究所(ACSL)と協業し、ドローンによる太陽光パネル点検の撮影から、AIによる画像診断までワンストップで実施できるソリューションの提供を開始する。
太陽光パネルは屋外にあるため、経年劣化やホコリ、落ち葉等の様々な汚れにより、発電量の低下やパネルの故障を引き起こす場合がある。また、2017年に改正されたFIT法により、太陽光発電事業者に事業計画の提出と保守点検の義務が課せられるようになり、定期点検の重要性が増している。
![太陽光パネル点検に使用する小型ドローンMini](https://www.jacom.or.jp/ryutsu/images/nous20120814_2.jpg)
しかし、太陽光パネルの点検は、検査員が測定器をもってモジュール一枚一枚点検していくため時間がかかり、人が点検するため見落としなどの人的ミスが発生する可能性もあり課題となっていた。
国産の産業用ドローンを開発するACSLは、物流、インフラ点検、災害等、様々な分野で採用されている。ドローンの制御を担うフライトコントローラを自社で開発しており、インターネット通信なしでの運用が可能。外国のサーバーをアクセスする必要がないなど安全安心なドローンの社会実装を推進している。
SkyLink Japanは、産業向けの様々なドローン関連サービスを展開。7月にベルギーに本社を置き、ドローンで取得されたデータを分析するプラットフォームなどを開発するSITEMARK(サイトマーク)社と業務提携し、日本でAIによる太陽光パネル診断ソリューションのサービス提供を始めた。
両社は、太陽光パネル点検における課題を解決するため、ACSLが開発した国産の産業用ドローンMiniと、SkyLink JapanがもつAIによる太陽光パネル診断ソリューションを組み合わせることで、太陽光パネル点検のワンストップソリューションを提供していく。
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